記事は「香港人にとって日本は魅力的な場所である。しかし、非常に多くの人が日本を訪れるようになったことで負荷が増大し、観光客を失望させるような状況が一部地域で起きている」と指摘。
特に京都はその傾向が著しいとし、京都市内の路線バスの一日券の値上げや、宿泊税徴収といった情報が出ていることに言及した。また、記者が今年初めに京都でバスに乗ったところ、老婦人から「最近は観光客が多くてバスに乗るのも大変」と嘆かれたという。
昨年、2400万人余りの観光客が日本を訪れたが、香港を訪れた観光客は5000万人以上だった。記事は、問題の原因が日本を訪れる観光客が多すぎる点にあるのではなく、「観光客が東京圏、関西圏といった大都市圏に集中しすぎている点」にあると指摘する。
そして、「年間4000万人の訪日観光客を目指す日本政府と、それを受け入れる各地方の足並みがそろっていない。特に歴史的な街並みが特徴の京都は、急速な観光業の発展に合わせることが難しい」と指摘している。
記事は、問題解決には数カ所に集中しすぎている観光客をほかの観光地に分散させる必要があると主張。大都市圏における観光客の「追い出し」を回避し、地方の閑散とした観光地を潤わせることもできるとした。
その例として、中華圏の観光客の呼び込みを狙った中部地域の「昇龍道」プロジェクトによって観光客が増加した岐阜県の白川郷を挙げている。
記事は「この問題で香港人の日本観光熱は冷めることはないだろう。日本旅行が好きで、人混みを好まないなら、都市部ではなく他の地域に行けばいい。東北や四国など、積極的にPRしている地域はたくさんある。出発前に少し調べれば、旅行の達人でなくてもおもしろそうな観光地を発掘することができる」と紹介している。(翻訳・編集/川尻)
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写真は京都。