横浜税関は、今年上半期に横浜港で扱った日本製化粧品の輸出統計を発表した。
輸出額は約350億円で、過去最高だった昨年を上回るペースとなった。
輸出先の約7割を香港、中国、台湾が占め、東アジアでの日本製化粧品の需要の高まりが浮き彫りとなった。
全国の日本製化粧品の輸出額は、上半期で約1752億円
https://mainichi.jp/articles/20170826/ddl/k14/020/156000c
横浜港、化粧品輸出が好調 中国で高級ブランド需要増
化粧品の輸出が伸びている。横浜港では2016年の輸出数量・輸出金額が過去最高を記録。17年上半期は金額で全国の20・0%を占め、全国第1位の輸出港となった。
日本製品の品質の良さが海外でも知られるようになり、所得水準が向上している中国などでは高級ブランドの需要が増えている。
横浜税関によると、全国でも輸出が伸びており、16年は数量では3年連続、金額では4年連続で過去最高を記録した。
全国からは88カ国、横浜港からは52カ国に輸出されており、国別のシェアでは香港と中国で半数を超えている。
海外売上高比率が半数超とグローバル化を進めている資生堂(東京都港区)は、中国市場では高級化粧品ブランド「SHISEIDO」や「イプサ」などが好調という。
スキンケア商品が中心だがメーキャップ商品や男性向け商品などの需要も拡大しつつある。
横浜税関は、輸出増加の背景として、訪日外国人観光客の増加で日本製化粧品の人気が高まっていることを指摘。
中国ではこれまでしていなかった層に化粧の文化が浸透してきたこと、若い世代の消費拡大などから、今後も好調に推移するとみている。
https://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-103964157.html