菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、中国の爆撃機6機が24日、沖縄本島と宮古島の間の上空を通過して紀伊半島沖まで飛行したことについて、領土、領海、領空は断固として守るという決意のもとで警戒監視活動に万全を期す考えを強調しました。
防衛省によりますと24日午前、中国軍のH6爆撃機6機が東シナ海から沖縄本島と宮古島の間を抜けて太平洋に出たあと紀伊半島の南の沖合まで飛行し、同じ経路で東シナ海方面に戻ったということです。
これについて菅官房長官は閣議のあとの記者会見で「領空侵犯はなかったが、このようなルートで中国機の飛行が確認されたのは今回初めてだという報告を受けている」と述べました。
そのうえで菅官房長官は「政府としては今後も、活動を拡大し活発化させている中国の動向を注視しながら、わが国の領土、領海、領空は断固として守るという決意のもとに警戒監視活動に万全を期し、国際法および自衛隊法に基づいて厳正な措置を実施していきたい」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170825/k10011111971000.html