小野寺防衛大臣はアメリカ軍で弾道ミサイル防衛などを担う戦略軍のハイテン司令官と会談し、核・ミサイル開発を進める北朝鮮に対し引き続き国際社会による圧力を強めるとともに、日米が連携して警戒監視にあたっていくことを確認しました。
アメリカ軍で弾道ミサイル防衛や核戦略を担う戦略軍のハイテン司令官は、今月21日から行われている米韓合同軍事演習にあわせて韓国を訪問したあと日本を訪れ、24日午後、小野寺防衛大臣と会談しました。
この中で、ハイテン司令官は北朝鮮が核・ミサイル開発を進めていることについて「アメリカの核戦略の責任者である自分が、日本と韓国を訪問し連携を確認していることが北朝鮮に対して強いメッセージとなる」と指摘しました。
これに対し、小野寺大臣は「日米の連携が北朝鮮も含めた東アジア地域の安定に重要だ」と応じ、北朝鮮に対し引き続き国際社会による圧力を強めるとともに、日米が連携して警戒監視にあたっていくことを確認しました。
会談のあと、小野寺大臣は記者団に対し「北朝鮮について強い警戒感を持って対応することが重要だということで、お互いに意見交換した。引き続きしっかりと警戒監視していきたい」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170824/k10011110321000.html
小野寺五典防衛相がハイテン米戦略軍司令官と会談
小野寺五典防衛相は24日、来日したハイテン米戦略軍司令官と防衛省で会談し、核・弾道ミサイル開発を強行する北朝鮮に対して連携を強化し、圧力を強めて対応していく方針を確認した。
米戦略軍は核戦力や弾道ミサイル防衛などの運用を担当する。ハイテン氏は「米国は日本に対し、戦略軍が持つ能力すべてを含めてコミットメント(関与)している」と述べ、「核の傘」や弾道ミサイル防衛を含めた抑止力の提供を改めて言明した。
また両氏は宇宙やサイバーの分野でも日米協力を進めていく方針を確認した。
http://www.sankei.com/politics/news/170824/plt1708240018-n1.html