6月に上野動物園で生まれたパンダの赤ちゃんは生後2カ月を過ぎ、順調に育っている。上野の街をはじめとする日本国内ではパンダブームが起きている。
赤ちゃんを含めて、日本で飼育されているパンダは中国からの「レンタル」扱いなのだが、そんなことは関係ない。日本人はパンダという生き物が好きなのだ。
中国メディア・今日頭条は20日「これこそ本当の愛! 日本でパンダの名前を募集したら32万件の応募があった」とする記事を掲載した。記事は上野動物園が先日、赤ちゃんパンダの名前を募集したところ7月28日から8月10日までの2週間で32万件の応募があったと発表したことを紹介した。
同園によると、今後中国側との協議も経て赤ちゃんが生誕100日目を迎える9月下旬に名前を発表する予定だという。
記事は、日本で5年ぶりにパンダが生まれたこともあって、各大手メディアがトップニュースで誕生を報じるとともに、日本政府も喜びを示したほか、ネット上もお祝いのメッセージで埋め尽くされたと紹介。
また、「中国のパンダに対する日本人の愛は骨髄まで染み渡っている」とし、同園付近の街頭では至るところでパンダ関連の物を見かけることができると伝えた。
その例として、地下鉄銀座線上野駅改札付近に出現した「パンダペッパー」ロボットや、JR上野駅内の商業施設で売られている様々なパンダグッズ、同園入口に設置されたパンダポスト、JR上野駅と上野公園を結ぶ「パンダ橋」や、「パンダ石」の石碑などを挙げた。
また、JR西日本では今月よりパンダ特急列車を運行していること、SNS上ではクッキーやシュークリーム、カレーなど様々なパンダにちなんだ食べ物の書き込みがあることも紹介している。
記事が紹介した日本人のパンダ愛に対し、中国のネットユーザーからも「日本人のパンダ愛は本物だと言わざるを得ない」との声が出た。
あるユーザーは「本当は動物はみんな地球のもの。どこの国ものでもない。全人類がしっかり動物を愛護しようじゃないか」とコメント。まさにその通りだろう。(編集担当:今関忠馬)
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