北朝鮮へ「炎と恐怖」をお見舞いするというドナルド・トランプ大統領の不吉な脅迫は、金正恩委員長ばかりか、少なくとも世界中の注目を集めたという点では成功だった。
たとえ核兵器を使用してでも、北朝鮮への予防攻撃の用意は整っているというこのあやふやな主張により、株式市場は混乱し、日本人は防空施設を求め、韓国の文在寅大統領を含む、不安に駆られた敵国と同盟国の両側は、軍事力使用への警鐘を鳴らした。
「韓国の同意なしに、朝鮮半島での軍事攻撃の実施は、どんな国にとっても容認されるべきではない」と、文大統領は国内のテレビ演説で明言した。
「つかの間の休息」が訪れる雰囲気
金正恩は国営メディアを通じて、グアム島の戦略的な米軍基地からわずか数キロメートルの太平洋上を、弾道ミサイル実験の落下予定地とすると脅していたが、この実験を一時回避すると宣言した。
金正恩の「撤退」は、トランプ大統領の脅しに反応してなのか、それとも、トランプ政権幹部の組織的な取り組みに反応したものなのか、今のところはわからない。
この組織的な取り組みは、ジェームズ・マティス国防長官、レックス・ティラーソン国務長官、統合参謀本部議長のジョセフ・ダンフォード海兵隊大将によって主導され、外交的解決策を取るつもりがあることを示すことによって、緊張を緩和することを目的としていた。
米ウォールストリート・ジャーナル紙の共同オピニオン欄で、ティラーソン国務長官とマティス国防長官が明言し、8月14日にトランプ大統領が念押ししたとおり、米国の政策の主眼は、北朝鮮に壊滅的な影響を与える経済制裁を科すように、
中国に圧力をかけ続けることだ。これは新たな政策ではなく、少なくともジョージ・W・ブッシュ政権にまでさかのぼるものであり、問題解決のために都合よく、中国政府に責任を負担させるものだ。
だが、米政府と北朝鮮による外交交渉が今後行われたとしてもそれは驚くに当たらない。実際、北朝鮮政府とトランプ政権は、この数週間のうちに外交交渉を行うことに乗り気であると示唆してきた。
北朝鮮の外交使節を通じた米国との対話ルートは依然有効であり、韓国と日本の両国政府を経由して、おそらく中国にも通じているだろう。
本人の言葉とは裏腹だが、北朝鮮政府からの激しい非難の言葉さえなければ、トランプ大統領が戦争を仕掛けることを熱望する可能性は低いだろう。
しかし、そのような外交的接触がどこに行き着くのかはさっぱり明らかではないが、これにより、北朝鮮周辺に生じている危機感から免れ、束の間の休息だけは得られるかもしれない。
しかし、これによって、戦争の脅威が完全になくなったわけではない。後で詳しく説明するが、トランプ政権が行ったような脅しは、過去にも例がある。たとえトランプ大統領が公の場で、これ見よがしの発言をしまくっているのが異例のことであるとしても、だ。
平和的解決の必要性を強調しているものの、トランプ政権の国家安全保障当局幹部は、北朝鮮の攻撃に対して、圧倒的な反撃をする余地ばかりか、先制攻撃ではないにしても、
核弾頭を積載する可能性のある北朝鮮の弾道ミサイルが使用される脅威がある場合、一種の予防攻撃をする余地もあからさまに残している。
「私たちは予防戦争の計画を整えるでしょうね。つまり、北朝鮮が核兵器で米国に脅威を与える場合、これを妨げるような戦争のことです」と、ハーバート・マクマスター国家安全保障問題担当大統領補佐官は、
8月5日にNBCニュースのキャスター、 ヒュー・ヒューイット氏に語っている。「大統領はこれに関して、とても明確な立場を取っています。『米国を脅かせるとする北朝鮮の姿勢を容認するつもりはない』と言っているのです」。
マクマスター補佐官もまた、「これを行うためのあらゆるオプションを、われわれはそろえる必要がある。そしてこれには、軍事オプションも含まれている」ことを明らかにしている。
http://toyokeizai.net/articles/-/185127
(>>2以降に続く) (>>1の続き)
米国はこれが、とりわけ北朝鮮の反撃の主な標的となると見られる韓国の人々にとって、「非常に犠牲の大きい戦争となるだろう」ことを理解している、とある陸軍将官は説明した。
米政府関係者もまた、戦闘が拡大すれば、日本とその米軍基地が標的となる可能性が高いこともよく認識している。
トランプ政権による軍事オプションの検討は、少なくとも4カ月前の4月初旬にさかのぼる。このとき北朝鮮は、金日成主席の生誕祭に合わせて、弾道ミサイルテストを準備しており、トランプ大統領は利用可能な軍事オプションを見直すよう要請していた。
では、米政府は武力行使のために、どんなオプションを考えているのだろうか。もちろん、これは機密情報だが、最近公開された一連の歴史的公文書の中に書かれているものの中から、参考となるものがいくつかある。
これらは、広範囲に及ぶ記録文書の調査と、秘密情報公開法の下での開示要求を行った結果として、米ジョージ・ワシントン大学構内にある米国家安全保障アーカイブが、2010年に発表したものだ。
これらの文書は、1969年4月15日、31人が乗っていた米EC-121軍事偵察機が日本海上で北朝鮮のMiG戦闘機によって、撃墜された事件の対応を詳述している。
この事件の前も、1968年には韓国の指導者、朴正煕(パク・チョンヒ)氏を暗殺しようと奇襲部隊の派遣しているほか、米海軍艦艇プエブロの拿捕(だほ)事件が発生しており、北朝鮮からの一連の挑発的行動は続いていた。
近年驚くほどに注目を浴びないこうした文書には、EC-121事件発生時と直後、リチャード・ニクソン政権が検討した軍事オプションが詳述されている。
ニクソン大統領に提案されたオプションには、海上封鎖から、飛行場・港・発電所といった標的への通常攻撃、指令室・地上部隊の集結地・飛行場・海軍基地・ミサイル施設に対して、核兵器を使用する3種類のオプションとして、
「フリーダムドロップ」と名付けられた緊急有事計画まで多様な過熱した反撃メニューがあった。
これらのオプションプランで想定された空爆は、韓国、沖縄の米軍基地(嘉手納空軍基地)、グアム島(アンダーセン空軍基地)、航空母艦から実施されることになっていた。
当初は限定的な攻撃が考えられていた
この偵察機が撃墜されたとき、報復に向けた詳細な軍事プランは存在していなかった。最初のオプションは、挑発に直面して、主に米国の決意を実証するために、そして、戦闘激化を避けるためにも、北朝鮮の飛行場への限定的な攻撃を要求していた。
米国はこのとき、ベトナム戦争の真っ最中。旧ソ連と中国両国の反応、そして、朝鮮半島での紛争が拡大した際の米国の軍事資源枯渇という問題が、ニクソン政権に重くのしかかっていた。
ニクソン大統領は軍事攻撃を本気で検討したが、その代わりにはるかに抑制的な対応策を選択。偵察機による偵察を再開させ、軍事力を示すために武装した護衛艦と共に、航空母艦2隻を日本海に移動させた。
ヘンリー・キッシンジャー国家安全保障問題担当大統領補佐官はこの対応策に満足せず、さらに詳細な軍の有事計画策定を命じた。
キッシンジャー国務長官は後年になって、この最初の限定的攻撃の決定を「ひ弱で、優柔不断で、統制がとれないもの」だと見なしていた。
国防総省は限定した攻撃では、北朝鮮が報復から免れたままになってしまうだろうと懸念していた。
「先ほどの有事計画で述べられた攻撃を含む空爆なら、北朝鮮の大規模攻撃が起きれば、かなりのリスクが大韓民国(韓国)に生じる」と、統合参謀本部(JCS)の最重要機密文書は5月2日に述べていた。
「仮に北朝鮮が報復するとしたら、米軍と韓国軍にとっての主な直接的脅威は、北朝鮮の残りの航空戦力組成によって引き起こされるだろう。したがって軍事的評価を行えば、北朝鮮の航空戦力全体を無力化するための十分な規模の攻撃が必要であるとわかるだろう」
奇襲の限定攻撃が北朝鮮の報復を誘発し、大きな紛争につながることはないかもしれないが、大規模な攻撃を仕掛けるほうが好ましい、と JCSは結論付けていた。
軍事オプションの攻撃範囲を追加することは、1969年にワシントン特別行動部会(WSAG)によて検討準備がされていた。WSAGはいまや、核兵器の使用を担当していた。
(続く) (続き)
「大胆にやれ、さもなくば何もやるな」
限定攻撃か大規模攻撃か、という論争はその後も続いた。7月9日に国防長官に届いた覚書の中で、統合参謀本部議長、アール・ホイーラー将軍は、発電所と飛行場5カ所か6カ所とを組み合わせた限定攻撃が、大規模な戦争を引き起こす受け入れがたいリスクがあることを認めていた。
「米国のいかなる特定の反撃に対して、北朝鮮の反応を、自信を持って予測することは不可能だ」と同将軍は書いていた。「しかし、このプランのいかなる行使も、北朝鮮政府は、相当挑発的な行為であると考えるであろうことは明らかである」
これらの文書を利用できるようにした記録史料学者、ロバート・ワンプラー氏はこう話している。「大胆にやれ、さもなくば何もやるな、はキッシンジャー長官とニクソン大統領がこの事件から得た重要な教訓であるようだ」。
この教訓は、その後の米政府に重くのしかかっている。その後の米政府は何度か、北朝鮮との似たような危機に直面してきた。
北朝鮮の核兵器開発を考えれば、報復リスクは一層高まっていると言える。
核兵器使用の可能性に至るまで、圧倒的な軍事力を伴うオプションをトランプ大統領が繰り返し言及することは、1969年に策定された有事計画が少なくとも部分的には有効なままであることを物語っている。
これらの文書に書かれていてないことは、過去の大統領たちとは対照的に、トランプ大統領が実際の危機の瞬間に、何を決めるのか誰にも予想がつかないということだ。
過去は警告と自制を書き残してくれるだけのように見えるだろうが、過去はまた、戦争のリスクが現実であり、外交の必要性が差し迫っていることも思い起こさせてくれているのだ。
ダニエル・スナイダー
スタンフォード大学教授
スタンフォード大学ショレンスタインアジア太平洋研究センター (APARC)研究副主幹を務めている。
『クリスチャンサイエンス モニター』紙の東京支局長・モスクワ支局長、『サンノゼ・マーキュリー・ニュース』紙の編集者・コラムニストなど、ジャーナリストとして長年の経験を積み、現職に至る。
(おわり)
アホか
韓国に任せておくと北の核ミサイル開発がドンドン進むだけだろ
韓国が足を引っ張り続けたからここまで状況悪化してるんだろ
もう韓国がどれだけ被害受けようが北朝鮮を潰さないとまずくなってんだよ
別に韓国が壊滅しても代わりの鵜は沢山居るし・・・・好きにしたってチョー
>>8
同感だ。
北朝鮮が核兵器を持ったのも、ICBMを持ったのも、全て韓国人の責任。
クリントンが北朝鮮攻撃に踏み切れなったのも、韓国が反対したからで、あの時に攻撃しておけば
被害も少なくて済んだんだよね。 在韓米軍が韓国から撤退すれば朝鮮半島の統一が早まるのは事実だと思う
統一させてから更地にしたほうが解決ははやくなるんじゃないの?
急がば回れですがなw
韓国が被害を受けるのは自業自得である
そもそも日本が武力を持たなかった時代に日本を狙って軍事力を釜山に集結したから
朝鮮動乱に至ったわけだし、
この60年余りの期間人口をソウル一極集中させてきた自国の無策と
民族の悲願と言いながらも統一できずに続いてきた内戦状況のふがいなさを悔やむがいい
戦争は起こらない。
戦争するメリットが無い。
戦争する程の戦意高揚となるネタが無い。
アメリカが直接攻撃を受けたとかね。
ネトウヨをガッカリさせちゃって申し訳ないけど。
ロシア〜支那〜金豚朝鮮の核弾頭〜弾道ミサイル戦略、
米国のダブルスタンダード〜イラクと金豚朝鮮の対応の違いを突いている、
核開発の事実あっても何もしてこなかった米国、核保持を許し退く米国が目的、
将来の核戦争か核使用でも一国周辺事態にするかトランプは正しい選択をする。
>>18
そーゆーくだらない負け惜しみはヤメたまえ。
痛々しいよ君。
すごく頭の悪さが滲み出てますしね。 >>21
負け惜しみって何?
兵役に行くのが怖いの?
休戦中の韓国は兵役は義務ですよ。 警告
日本での北朝鮮工作員の破壊工作に注意しなくてはならない。
半島出身者、ルールの者を差別してはいけない。
しかし同時に、破壊活動やデマに気をつけなくてはならない。
一部偏向嘘つきマスコミの煽り情報にも注意、
情報の取捨選択をする必要があるのではないかとも思う。
>>21
メリットは有るよ〜アメリカの武器在庫の一掃だよ 軍需産業が潤うんだよwwww
それと爆弾の威力を見せつけて日本に買わせるためだよ >>1
>韓国にとっては
韓国が当事者であることを都合よく忘れて被害者ぶってますね 北朝鮮と韓国がお亡くなりになって日本は何か困るだろうか?
僕は困らないと思う。
韓国政府は、朝鮮戦争休戦から64年もたつのに、
いまだに北朝鮮の長距離砲の射程内に
全人口の半分を住まわせ、何の対策もしてこなかった。
対北対策をしないどころか、従北左翼といっしょになって、
全世界で反日プロパガンダをやって浮かれ、
ついには韓国政府自体が従北左翼に支配されてしまった。
戦争で韓国に多くの犠牲が出たとしても、それは自業自得。
韓国のことなど考慮することなくやってしまえばいい。
バノン「北などほっとけ。今は中国を経済的に締め付ける時だ」
マティスなど「おいおい、いきなり米中戦争かよ、勘弁しろ。北を抑え込むことから対処すべき」
こういう状態でバノンは外された。
足元から抑えていく方針。
事が起こったら半島から数百万人の難民が押し寄せ
戦争終結後には数百人がが帰国・・・
なんてことになったら嫌だなぁ
>>16
メリットは大ありだよ。
全米を核で脅す国が消えるんだから。
これ以上のメリットがどこにある? 当事者意識持てよチョン サッサと片付けろ 開戦しろ
キッシンジャーが言うように
北は中国が治めるしかないだろう。
その前にアメリカが徹底的に破壊してからだが。
習近平が全人代を乗り切ったら
何らかの方向性は出してくるのではないか。
アメリカが一番それを望んでいる。
戦争中にも関わらず国境線近くに首都を置いてる時点で終わってる。
韓国自滅は自業自得。
トランプのおかげで北と南が別なんだと世界で気づいた人が増えた
北の戦闘女が一回戦いたいとテレビコメント
ご期待に応えてションベンちびるまでやってやれよ
韓米同盟などと選んではいけないパートナーを作るから足を引っ張られ続ける。
アメもやっと分かってきたらしいのは吉
竹島占領で調子こいて、対馬と北九州占領を画策
怒った米軍は撤退、軍の移動が北朝鮮の軍部を誘惑
これが朝鮮戦争勃発の真相
>>28
>韓国政府は、朝鮮戦争休戦から64年もたつのに、
いまだに北朝鮮の長距離砲の射程内に
全人口の半分を住まわせ、何の対策もしてこなかった。
本当に韓国は無能。開戦で予想される犠牲者が100万人前後にもなるので
アメリカが気を遣ってなかなか開戦に踏み切れなくなっている。
慰安婦やら強制連行やらの追及は北朝鮮戦争が終わってからやってほしい。
今はするべきではない。 バスの車内にまで慰安婦人形置きまくってんだろ。
日本人観光客が減り続けるのも当然。
日本が嫌いなくせに日本に旅行に来たがり、訪日韓国人は50%増のペースで増え続けている。
京都の河原町に行くと白い化粧塗りたくって赤い口紅つけた韓国整形女だらけだった。
日本の方が治安がよくて観光名所も多くて商品が洗練されてるからな。
旅行に来るのは構わんがアメリカの足を引っ張るな。アメリカに全面協力しとけ。
>>16
韓国に軍事統制権が戻った。
次は在韓米軍が韓国から撤退。
その後朝鮮戦争が再開予定。 朝鮮半島は休戦中ではなくて戦争中だぞ。
韓国が休戦を拒否した。
今は休戦状態なだけ。
で、絶対に米軍に勝手な行動はさせないとか大口叩いてた文在寅をマティスがボコボコに
して文が土下座して謝る迄しごいたって事でOK?
犠牲が犠牲がって言うけど、それを知りながら首都移転して来なかったんだから自業自得でしょ。
先ず北朝鮮が, 悪の犯罪国家であり打倒すべき対象と云う確固たる信念が米国、日本にない
のか!? これが根本だろう! 韓国のいい加減さが北を怪物化し,危機は拡大するばかり。打倒
しない限り, 将来核戦争のすさまじい被害を目の当たりにするだろう! 小ヒトラーは核を
持っているのだ!! あのヒトラーより危険だろう!