河野外務大臣は、7日午前、訪問先のフィリピンでアメリカのティラーソン国務長官と初めて会談し、国連安保理で採択された北朝鮮への新たな制裁決議の厳格な履行に向けて日米が緊密に連携していくことで一致しました。
フィリピンの首都マニラを訪れている河野外務大臣は、日本時間の7日午前11時前から、およそ10分間、アメリカのティラーソン国務長官と初めて会談しました。
外務省によりますと、会談はすべて英語で行われたということです。
この中で、両外相は、日米同盟が地域や世界の平和と安定の礎であり、外相どうしの緊密な連携が必須だとした上で、国連安全保障理事会が北朝鮮への新たな制裁決議を全会一致で採択したことを踏まえ、決議の厳格な履行に向けて、日米が緊密に連携していくことで一致しました。
また、両外相は、日米同盟全体の抑止力や対処力を強化するため、日米の外務・防衛の閣僚協議、いわゆる「2+2」の早期開催を確認し、具体的な日程調整を事務レベルで進めていくことになりました。
一方、オーストラリアで起きた、アメリカ軍のオスプレイの事故をめぐって、河野大臣は、事故原因などの情報提供と再発防止を求めました。
これに先立って、オーストラリアのビショップ外相が加わった、日米豪3か国の外相による戦略対話が行われました。
3人の外相は、中国が軍事拠点化の動きを強めている南シナ海の現状に深刻な懸念を示すとともに、ガス田開発などの活動を活発化させている東シナ海を含め、中国による緊張を高める一方的な行動に強い反対を表明しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170807/k10011090741000.html
日米豪外相が戦略対話=南シナ海、紛争への懸念表明
【マニラ時事】河野太郎外相は7日午前、マニラ市内で米国のティラーソン国務長官、オーストラリアのビショップ外相と日米豪閣僚級戦略対話を行った。中国が進出を強める南シナ海問題について、海洋紛争への深刻な懸念を表明する共同声明を発表した。
日米豪戦略対話は2016年7月以来7回目で、米国のトランプ政権発足後初めて。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080700096&g=use
【ASEAN地域フォーラム】河野太郎外相、ティラーソン米国務長官と初会談 2プラス2早期開催を確認
【マニラ=杉本康士】河野太郎外相は7日午前、訪問中のフィリピン・マニラで、ティラーソン米国務長官と初めて会談し、日米外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)の早期再開を目指す方針で一致した。
北朝鮮に対する国連安全保障理事会決議の着実な実施に向け連携を確認した。
河野氏はまた、米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイがオーストラリア東部沖で墜落した事故に、お見舞いの意思を伝えるとともに、原因究明と再発防止策の徹底を求めた。
日米豪外相会議も行われ、北朝鮮について「いまだかつてないほどの弾道ミサイル関連活動を、最も強い言葉で非難した」とする共同声明を発表した。声明では南シナ海をめぐり、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)との間で、法的拘束力を持つ行動規範を実現することも求めた。
河野氏はASEANと日中韓3カ国による外相会議にも出席した。7日午後には安全保障問題で意見交換するASEAN地域フォーラムに出席するほか、ロシア、中国、韓国の各国外相と会談する。6日深夜(日本時間7日未明)にはフィリピンのカエタノ外相と会談した。
http://www.sankei.com/politics/news/170807/plt1708070028-n1.html
閣僚級戦略対話を前にオーストラリアのビショップ外相(左)と握手する河野外相。中央はティラーソン米国務長官=7日、マニラ(共同)
会談を前にティラーソン米国務長官(左)と握手する河野外相=7日、マニラ(共同)
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【ASEAN地域フォーラム】河野太郎外相、得意の英語でアピール でもそれで大丈夫?
http://www.sankei.com/politics/news/170807/plt1708070030-n1.html
フィリピンの首都マニラを訪れている河野外務大臣は、日本時間の7日午前11時前から、およそ10分間、アメリカのティラーソン国務長官と初めて会談しました。
外務省によりますと、会談はすべて英語で行われたということです。
この中で、両外相は、日米同盟が地域や世界の平和と安定の礎であり、外相どうしの緊密な連携が必須だとした上で、国連安全保障理事会が北朝鮮への新たな制裁決議を全会一致で採択したことを踏まえ、決議の厳格な履行に向けて、日米が緊密に連携していくことで一致しました。
また、両外相は、日米同盟全体の抑止力や対処力を強化するため、日米の外務・防衛の閣僚協議、いわゆる「2+2」の早期開催を確認し、具体的な日程調整を事務レベルで進めていくことになりました。
一方、オーストラリアで起きた、アメリカ軍のオスプレイの事故をめぐって、河野大臣は、事故原因などの情報提供と再発防止を求めました。
これに先立って、オーストラリアのビショップ外相が加わった、日米豪3か国の外相による戦略対話が行われました。
3人の外相は、中国が軍事拠点化の動きを強めている南シナ海の現状に深刻な懸念を示すとともに、ガス田開発などの活動を活発化させている東シナ海を含め、中国による緊張を高める一方的な行動に強い反対を表明しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170807/k10011090741000.html
日米豪外相が戦略対話=南シナ海、紛争への懸念表明
【マニラ時事】河野太郎外相は7日午前、マニラ市内で米国のティラーソン国務長官、オーストラリアのビショップ外相と日米豪閣僚級戦略対話を行った。中国が進出を強める南シナ海問題について、海洋紛争への深刻な懸念を表明する共同声明を発表した。
日米豪戦略対話は2016年7月以来7回目で、米国のトランプ政権発足後初めて。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080700096&g=use
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【マニラ=杉本康士】河野太郎外相は7日午前、訪問中のフィリピン・マニラで、ティラーソン米国務長官と初めて会談し、日米外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)の早期再開を目指す方針で一致した。
北朝鮮に対する国連安全保障理事会決議の着実な実施に向け連携を確認した。
河野氏はまた、米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイがオーストラリア東部沖で墜落した事故に、お見舞いの意思を伝えるとともに、原因究明と再発防止策の徹底を求めた。
日米豪外相会議も行われ、北朝鮮について「いまだかつてないほどの弾道ミサイル関連活動を、最も強い言葉で非難した」とする共同声明を発表した。声明では南シナ海をめぐり、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)との間で、法的拘束力を持つ行動規範を実現することも求めた。
河野氏はASEANと日中韓3カ国による外相会議にも出席した。7日午後には安全保障問題で意見交換するASEAN地域フォーラムに出席するほか、ロシア、中国、韓国の各国外相と会談する。6日深夜(日本時間7日未明)にはフィリピンのカエタノ外相と会談した。
http://www.sankei.com/politics/news/170807/plt1708070028-n1.html
閣僚級戦略対話を前にオーストラリアのビショップ外相(左)と握手する河野外相。中央はティラーソン米国務長官=7日、マニラ(共同)
会談を前にティラーソン米国務長官(左)と握手する河野外相=7日、マニラ(共同)
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