2017年8月1日、韓国・YTNによると、韓国国会の国防委員長である金栄宇(キム・ヨンウ)「正しい政党」議員が「朝鮮半島の安保問題において韓国を除外する『コリア・パッシング』が現実化している」と指摘した。
金議員は同日の院内対策会議で「28日の北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、トランプ大統領と安倍晋三首相は52分間におよぶ電話会談を行ったが、文在寅(ムン・ジェイン)大統領とは会談しなかった」と説明し、上記のように述べた。
北朝鮮によるミサイル発射を受け、文大統領は29日に大統領府で緊急会議を開いたが、その翌日からは当初の予定どおり6泊7日の日程で夏季休暇に入った。
金議員は「大統領にも休暇は必要だが、このような緊迫した状況で友邦国との電話一本すらできないことをどう受け止めればよいのか」と批判した。
また、高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備をめぐっては「米国が韓国国民を守るために配備すると言っているのに、環境問題のために環境影響評価を実施しなければならないと主張すれば米韓同盟を正常に維持することはできない」と主張した。
この報道に、韓国のネットユーザーからは「恥ずかしい。文大統領は今どこに?」「コリア・パッシングの意味を知らない大統領。ミサイル発射の直後ものんきな大統領。また大統領選びを間違えた」「大統領は韓国の位置を知らないの?コリア・パッシングは当然の結果」「大統領になったばかりなのにもう休暇があるの?」「一般企業の社員は忙しい時には休み返上で働くのに」など文大統領に対する不満の声が多く寄せられている。
一方で「北朝鮮は注目されたいだけ。大統領は振り回されずにしっかり休んでほしい」との指摘や、「朴槿恵(パク・クネ前大統領)がひど過ぎたせいか、文大統領が何をしても寛容な目で見られる」との意見もあった。(翻訳・編集/堂本)
http://www.recordchina.co.jp/b186204-s0-c10.html