2017年7月27日、米国の国際空港にある案内表示の韓国語表現について韓国・聯合ニュースが取り上げ、話題を集めている。
紹介されたのは、ジョージア州にあるハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港の入国審査場手前に設置されている案内板。
構内のトイレやエスカレーター位置を図示したものとみられ、現在地を指す位置に「You Are Here」の文字と、そのスペイン語・韓国語訳が記されている。
韓国語で「現在地」を示す場合、「現位置」または「現在位置」などとハングルで記すのが普通だが、ここに「You Are Here」の翻訳として記されたのは、「おまえ ここにいる」と直訳された、なんともおかしな韓国語。
ジョージア州には現在、約15万人の韓国人が居住・滞在しているそうで、現地の韓国人向けメディアも「アトランタの空港には韓国語を駆使する職員がたくさんいるはずなのに」とこの「タメ口」の翻訳に戸惑いの反応を示している。
なお、韓国の航空会社・大韓航空アトランタ支店は、この情報を確認後、空港管理公団に是正を求めたという。
この翻訳は韓国のネットユーザーの間でも話題を集めているが、寄せられたコメントをみると、「特に問題ないと思う」「なかなかいいね」「新鮮」「直感的で分かりやすい」「外国人には『現位置』よりも簡単だし自然なのでは?」など、意外にも好感触の反応が多いようだ。
また、「意味が分かればそれでいいさ。ハングル表記があることがむしろ大事」「漢字語の『現位置』を使わず、それに中国語や日本語翻訳が見当たらないこともいい気分だ」と、韓国語表記があることを喜ぶ声も。
さらに、「他国にけちをつけていないで、韓国にある英語表記をきちんとしてくれ」との指摘もあった。(翻訳・編集/吉金)
http://www.recordchina.co.jp/b185729-s0-c30.html