北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は20日、韓国の文在寅政権について「同じ民族との対決を追求し、民族の和解と団結に障害をつくっている」と非難する論説を掲載した。
北朝鮮は同日朝まで文政権による軍当局などの会談開催提案に反応を示していないが、論説は現段階での会談に慎重な姿勢をにじませた可能性がある。
論説は、文政権が米国との同盟強化を掲げ、北朝鮮の核・ミサイル開発に対しては制裁や圧力を加える方針を堅持していることに反発。
「相手を公然と敵視し対決するたくらみを示しながら、関係改善うんぬんするのは世論を欺く行為だ」と非難した。
また「対決の悪弊を清算し、同じ民族を尊重して、統一のパートナーとして手をつないでいく勇断を下すべきだ」と要求した。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/170720/wor1707200025-n1.html