2017年7月7日、韓国・YTNによると、ロサンゼルス(LA)空港で、韓国人家族が米デルタ航空の従業員から横暴な振る舞いを受け、人種差別論議が起きている。
騒ぎはLA空港で韓国人家族がデルタ航空便に搭乗する際に起きた。最初に搭乗手続きを終えた60代の父親は、残りの家族とともに搭乗しようと飛行機の搭乗口で後から来る家族を待っていた。
すると、「搭乗するように」との指示に即座に従わなかったとして、デルタ航空の従業員が父親の搭乗券とパスポートを奪い、地面に投げつけたという。続いて、残りの家族一人一人の顔を指差し、「安全上の理由から、全員搭乗させることはできない」と命じたという。
騒ぎに巻き込まれた父親は、「予約したホテルの宿泊費をデルタが弁償してくれるとでもいうのか?もちろんしない。私たちに非があるというのか?」と、デルタ航空の振る舞いに憤りをあらわにしている。
航空機への搭乗をめぐっては、6日にも米ユナイテッド航空がチケットをダブルブッキングしたことで、ハワイの教師シャーリー・ヤマウチさんの2歳になる息子の座席がなく、ヒューストン発ボストン行きの便で飛行中の3時間半、母親のシャーリーさんの膝の上で過ごさなければならなくなるという事件が起きたばかり。
韓国のネットユーザーからは
「トランプ政権になって人種差別がひどくなった」
「白人至上主義だ」
「もっと悪いのは、この騒ぎを見ても他の乗客が何もしなかったことだろう。もし白人だったら、誰かが味方になって助けてくれたと思う」
「まさに人種差別だ」
など、差別に言及するコメントが多く寄せられた。また、
「911(同時多発テロ事件)以降、航空会社の方が客より上になった」と、客を軽視する航空会社の姿勢に触れた意見もみられた。
2017年7月8日(土) 17時50分
http://www.recordchina.co.jp/b183757-s0-c30.html