末期がんと診断され、中国当局の監視下で入院しているノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏(61)の親族が6日、共同通信の取材に対し、劉氏の病状が急激に悪化したため、化学療法が停止されたと明らかにした。
一方、劉氏夫妻の友人は、病院側が家族に「24時間態勢での待機」を求めたとの情報があると明らかにした。しかし夫妻の外部との接触は当局が厳しく制限しており、情報は錯綜している。
香港メディアによると、劉氏の容体は腹水を取り除いてやや好転したが、5日に急激に悪化した。
劉氏が妻の劉霞さんの背に手を回して立ち、見つめ合う写真を関係者がインターネット上で公開した。入院中の遼寧省瀋陽市の病院で先週撮影されたという。
http://www.sankei.com/world/news/170706/wor1707060075-n1.html