北朝鮮が4日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行ったことで、南北対話を進めたい韓国・文在寅政権の方針にほころびが生じると懸念されている中、韓国政府は従来どおりの対話姿勢を変えない方針を示した。
統一省のイ・ドッケン報道官は5日午前の記者会見で、北朝鮮の挑発に対しては強い圧力と制裁を加えつつも、対話の扉は開いておくという従来の構想に大きな変化はないと述べた。
■「レッドライン越えるな」
その理由としてイ報道官は、平和な朝鮮半島作りのためには、北朝鮮の核問題を平和的に解決し、南北関係も発展させることが必要であるためと説明した。
文氏が示してきた「南北の民間交流については柔軟に検討する」との方針を今後も維持するものと思われる。
また、文氏が北朝鮮に向けて「米韓の定めたレッドラインを(北朝鮮が)越えた場合、われわれはどう対応するか分からない。北朝鮮が、後戻りのできない橋を渡らないことを望む」と警告を発したことについて、イ報道官は「何がレッドラインなのか」とする記者からの質問に「中身を公開すればレッドラインではない」述べ、説明を避けた。
一方で統一省は、ICBM発射実験の行われた4日にも、民間団体の対北接触(北朝鮮訪問)申請1件を承認し、文在寅政権発足後の承認件数は50件に達した。
しかし、今までとは異なり、今後は承認した団体の名前や北朝鮮訪問理由の公表は控え、件数のみを公表するとの方針を示した。
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170705/soc1707050034-n1.html
統一省のイ・ドッケン報道官は5日午前の記者会見で、北朝鮮の挑発に対しては強い圧力と制裁を加えつつも、対話の扉は開いておくという従来の構想に大きな変化はないと述べた。
■「レッドライン越えるな」
その理由としてイ報道官は、平和な朝鮮半島作りのためには、北朝鮮の核問題を平和的に解決し、南北関係も発展させることが必要であるためと説明した。
文氏が示してきた「南北の民間交流については柔軟に検討する」との方針を今後も維持するものと思われる。
また、文氏が北朝鮮に向けて「米韓の定めたレッドラインを(北朝鮮が)越えた場合、われわれはどう対応するか分からない。北朝鮮が、後戻りのできない橋を渡らないことを望む」と警告を発したことについて、イ報道官は「何がレッドラインなのか」とする記者からの質問に「中身を公開すればレッドラインではない」述べ、説明を避けた。
一方で統一省は、ICBM発射実験の行われた4日にも、民間団体の対北接触(北朝鮮訪問)申請1件を承認し、文在寅政権発足後の承認件数は50件に達した。
しかし、今までとは異なり、今後は承認した団体の名前や北朝鮮訪問理由の公表は控え、件数のみを公表するとの方針を示した。
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170705/soc1707050034-n1.html