香港が中国に返還されてから20年になるのに合わせ、中国の習近平国家主席が、現地で軍の閲兵式に臨み、香港は中国の一部だということを改めて強調しました。
中国の習近平国家主席は、香港が中国に返還されてから1日で20年になるのに合わせ、国家主席に就任後、初めて香港を訪れていて、30日は、現地にある人民解放軍の基地で、閲兵式に臨みました。
習主席は、オープンカーに乗って移動しながら、装甲車やヘリコプターなどの装備の前に整列した3100人余りの兵士を激励しました。香港では、1国2制度のもと、外交と防衛以外の高度な自治が認められていますが、一部の市民からは、中国が圧力を強め自治をないがしろにしているとして、独立を求める声も出ています。
20年前の返還以来、香港で防衛の任務にあたっている中国軍は、市民感情に配慮してふだんは軍服姿が目立たないようにしていますが、30日の閲兵式は、中国本土や香港のテレビで生中継され、香港は中国の一部で独立は絶対に認めないということを改めて強調した形です。
習主席は、1日まで香港に滞在し、返還20年を記念する式典に臨むほか、新たに香港のトップ、行政長官となる林鄭月娥氏の就任式などにも出席する予定です。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170630/k10011035911000.html
6月30日 14時37分
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習主席は、オープンカーに乗って移動しながら、装甲車やヘリコプターなどの装備の前に整列した3100人余りの兵士を激励しました。香港では、1国2制度のもと、外交と防衛以外の高度な自治が認められていますが、一部の市民からは、中国が圧力を強め自治をないがしろにしているとして、独立を求める声も出ています。
20年前の返還以来、香港で防衛の任務にあたっている中国軍は、市民感情に配慮してふだんは軍服姿が目立たないようにしていますが、30日の閲兵式は、中国本土や香港のテレビで生中継され、香港は中国の一部で独立は絶対に認めないということを改めて強調した形です。
習主席は、1日まで香港に滞在し、返還20年を記念する式典に臨むほか、新たに香港のトップ、行政長官となる林鄭月娥氏の就任式などにも出席する予定です。
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