配信先、産経ニュース、2017.6.28 20:06更新
http://www.sankei.com/world/news/170628/wor1706280037-n1.html
【ソウル=名村隆寛】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が東京電力福島第1原発事故で「1368人が死亡した」と発言したことについて、韓国大統領府関係者は28日「誤りがあった」と明らかにした。聯合ニュースなどが報じた。
同関係者は「原発関連の死亡者数と表現すべきところを、『関連』の文言が抜けた」と釈明した。
文氏は19日、南東部、釜山(プサン)郊外で原発の運転終了に際した演説で、「福島原発事故で2016年3月現在、1368人が死亡した」と語った。文氏が引用した死者数は、東京新聞が事故による避難などで体調が悪化した末に亡くなった人らを、「関連死」として報道したものと同じ数だった。
文氏の発言に対し日本政府は、事実誤認があるとして、韓国側に「正しい理解に基づかず、極めて残念だ」と伝えていた。