中国高速鉄道は日本やドイツから導入した技術が基礎にあることは広く知られている。
中国は自国の高速鉄道は「導入した技術に革新を加えたものであるため、その知的財産権は中国にある」と主張しており、今や中国国内では「高速鉄道は中国製を代表する存在になった」などと自画自賛する声も少なくない。
中国メディアの今日頭条は24日、中国高速鉄道や中国人の誇りであると伝える一方、中国高速鉄道は国外から技術を導入して完成したものであり、「高速鉄道の基幹技術のなかには今なお国外から購入しているものがある」と伝える記事を掲載した。
記事は、中国高速鉄道の技術導入にかかわったというエンジニアの見解として、中国は国外から高速鉄道という「魚」を購入したが、魚を釣るための技術と方法は購入できなかったと紹介。
中国は自動制御系統など重要な部品のうち、一部はまだ輸入に依存していると主張、高速鉄道産業のさらなる発展に向けた「弱点」となっていると論じた。
続けて、中国が高速鉄道の分野で技術力を高め、自主開発に成功した部品や技術もあることは事実だとしながらも、中国高速鉄道を世界レベルの規格とするためにはまだ不足があると指摘。
イノベーションを続け、コストをさらに低下させると同時に、重要な部品や技術の内製化が必要だと指摘した。
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