石川県の谷本正憲知事は22日、県庁で記者団の取材に応じ、金沢市内で21日に開かれた会合での「兵糧攻めで北朝鮮国民を餓死させなければならない」との発言を「撤回する」と述べた。
撤回の理由は「人命は尊重されなければならない」と説明した。
ただ、制裁については「実効性のあるものにしなければならない」と強調。
「北朝鮮の国民に影響が及ぶ可能性があるが、内部から体制が崩壊していくような状況をつくることが必要だ」と訴えた。
谷本知事は21日に開かれた県町長会の総会で、北朝鮮の相次ぐミサイル発射を巡り、出席者から「(県内にある)北陸電力志賀原発が狙われたら」と問われ、発言した。
http://www.sankei.com/west/news/170622/wst1706220041-n1.html
石川県庁で取材に応じる谷本正憲知事=22日午後
谷本正憲・石川県知事