タイ軍事政権のプラユット暫定首相は15日夜、中国と共同で進めるタイでの高速鉄道建設計画を迅速に進めるため、
軍政の最高機関である国家平和秩序評議会(NCPO)議長として与えられている超法規的権限の行使を発動した。
タイと中国は共同で、タイ北部のノンカイとバンコクを結ぶ高速鉄道の建設を計画しているが、
外国人の技術者がタイで働く際に試験を課すタイの法律に中国側が反発するなどし、前進しない状態が続いていた。
今回の権限行使は、こうした状況を打開するためのものだ。
対象は第1期工事のバンコク―ナコンラチャシマ間で、タイの国鉄に対し、中国政府が認める中国企業と契約を結ぶよう指示。
中国側の技術者や建築士は、タイで働く際に求められる試験などの手続きを免除される。
大規模な政府調達の際に求められる承認手続きも省略される。
以下ソース:朝日新聞 2017年6月17日00時47分
http://www.asahi.com/articles/ASK6J4VWKK6JUHBI00W.html