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ねこ名無し ★@無断転載は禁止
2016/12/10(土) 00:33:11.83 ID:CAP_USER
「南国のリゾート」で頻発する異変
朝鮮半島の西南に浮かぶ韓国・済州島。香川県ほどの面積に64万人が暮らす農漁業と観光の島だ。四国とほぼ同じ緯度に温暖な対馬海流が流れ、もっとも寒い1月の平均気温が6度強。韓国では貴重な「南国のリゾート」として、近年特に開発が進んでいる。
11月1日の午前4時頃、その北部沿岸に広がる繁華街・済州市蓮洞で些細な事件があった。閉店時間を過ぎても居座る4人組の酔客が、退店を促す店員と乱闘を繰り広げたのだ。盛り場ではありふれた日常茶飯事だが、事件は全国ネットで大きく報じられた。理由は、暴行容疑で逮捕・起訴された酔客らがまたしても中国人だったからだ。
島民の4倍近い中国人が押し寄せる島
2015年に日本を訪れた外国人観光客1974万人中、最多は中国人の約499万人。いっぽう韓国は同1323万人中、598万人を中国人が占める。これでも昨年はMERS(中東呼吸器症候群)で伸び悩んだほうだ。今年はすでに11月末までに754万人の中国人が韓国を訪れている。
なかでも人数と増加率で飛び抜けている場所が、済州島だ。済州島を訪問した中国人は12年の108万人から15年は224万人、今年は10月末時点で272万人に達した。外国人訪問客全体に占める割合は86.3%に上る。背景には中国人旅行者のリゾート志向、中国との縁が深い歴史なども指摘されるが、最大の要因は02年から済州島に限ってノービザで滞在できるようになったことだ。
わずか数年のうちに、年単位で島民の4倍近い中国人観光客が押し寄せるようになった済州島。それだけに地元は深刻なトラブルも抱えている。犯罪行為で摘発される中国人は、11年の58人から15年には260人に急増。さらに今年は8月時点で279人を数える。またノービザで入国した後、済州島で不法滞在する外国人は累計8500人ともいわれている。
乱闘からついに殺人事件にまで発展
済州島の中国人問題が改めて全国的に注目されたのは、今年9月以降。同じく済州市蓮洞で、30代の男女ら中国人観光客グループ8人が乱闘事件を起こしたのが発端だ。
事件があったのは同月9日夜10時半頃。8人は焼酎やビールを飲食店に持ち込み、酒盛りを始めた。店員が注意すると、一行は注文した料理を残したまま出ていこうとした。そこで店員が料理の代金を請求したことから口論となり、路上で殴り合いに発展したわけだ。この騒ぎで店主の53歳女性が地面で後頭部を打ち、脳内出血を起こす重傷。そのほか店員や常連客ら3人も眼窩骨折などの大けがを負った。済州地方検察庁は中国人グループのうち7人を傷害などで起訴している。通行人がこの乱闘を動画に収め、SNSで公開。マスメディアも大きく報道し、韓国全土が怒りに沸いた。
ところがその怒りも冷めない同月17日、済州島で新たな事件が発生した。やはり済州市蓮洞の一角にある教会で祈祷していた61歳女性が、中国人観光客の51歳男にナイフで刺され死亡したのだ。男は犯行から半日経った同日夕方、島の反対側で逮捕された。「祈祷する女性を見たら浮気をして出ていった妻を思い出し、怒りがこみ上げて我を忘れた」と、精神疾患を疑わせる供述をしている。この凶行に韓国全土が衝撃を受けたのはもちろん、中国本土でも30を超える新聞が「ノービザ制度が廃止されかねない」との懸念とともに報道した。
島民に広まる「チャイニーズフォビア」
そのほか中国人によるゴミ投棄、立ち小便、観光施設の損壊、ビーチでの盗撮といった軽犯罪は日常茶飯事。急速な治安の悪化に怯える島民の間では、「チャイニーズフォビア(中国人恐怖症)」という言葉も飛び交う。
当然ながら、済州島では事件があるたびに「ノービザ制度を廃止せよ」という声が上がる。だがいまひとつ盛り上がりに欠けるのは、もちろん中国人観光客がもたらす経済効果のためだ。済州島の観光収入は15年の場合で4兆7000億ウォン(4377億円)。済州島経済全体の17%を占めている。
http://biz-journal.jp/2016/12/post_17421.html
(>>2以降に続く)
朝鮮半島の西南に浮かぶ韓国・済州島。香川県ほどの面積に64万人が暮らす農漁業と観光の島だ。四国とほぼ同じ緯度に温暖な対馬海流が流れ、もっとも寒い1月の平均気温が6度強。韓国では貴重な「南国のリゾート」として、近年特に開発が進んでいる。
11月1日の午前4時頃、その北部沿岸に広がる繁華街・済州市蓮洞で些細な事件があった。閉店時間を過ぎても居座る4人組の酔客が、退店を促す店員と乱闘を繰り広げたのだ。盛り場ではありふれた日常茶飯事だが、事件は全国ネットで大きく報じられた。理由は、暴行容疑で逮捕・起訴された酔客らがまたしても中国人だったからだ。
島民の4倍近い中国人が押し寄せる島
2015年に日本を訪れた外国人観光客1974万人中、最多は中国人の約499万人。いっぽう韓国は同1323万人中、598万人を中国人が占める。これでも昨年はMERS(中東呼吸器症候群)で伸び悩んだほうだ。今年はすでに11月末までに754万人の中国人が韓国を訪れている。
なかでも人数と増加率で飛び抜けている場所が、済州島だ。済州島を訪問した中国人は12年の108万人から15年は224万人、今年は10月末時点で272万人に達した。外国人訪問客全体に占める割合は86.3%に上る。背景には中国人旅行者のリゾート志向、中国との縁が深い歴史なども指摘されるが、最大の要因は02年から済州島に限ってノービザで滞在できるようになったことだ。
わずか数年のうちに、年単位で島民の4倍近い中国人観光客が押し寄せるようになった済州島。それだけに地元は深刻なトラブルも抱えている。犯罪行為で摘発される中国人は、11年の58人から15年には260人に急増。さらに今年は8月時点で279人を数える。またノービザで入国した後、済州島で不法滞在する外国人は累計8500人ともいわれている。
乱闘からついに殺人事件にまで発展
済州島の中国人問題が改めて全国的に注目されたのは、今年9月以降。同じく済州市蓮洞で、30代の男女ら中国人観光客グループ8人が乱闘事件を起こしたのが発端だ。
事件があったのは同月9日夜10時半頃。8人は焼酎やビールを飲食店に持ち込み、酒盛りを始めた。店員が注意すると、一行は注文した料理を残したまま出ていこうとした。そこで店員が料理の代金を請求したことから口論となり、路上で殴り合いに発展したわけだ。この騒ぎで店主の53歳女性が地面で後頭部を打ち、脳内出血を起こす重傷。そのほか店員や常連客ら3人も眼窩骨折などの大けがを負った。済州地方検察庁は中国人グループのうち7人を傷害などで起訴している。通行人がこの乱闘を動画に収め、SNSで公開。マスメディアも大きく報道し、韓国全土が怒りに沸いた。
ところがその怒りも冷めない同月17日、済州島で新たな事件が発生した。やはり済州市蓮洞の一角にある教会で祈祷していた61歳女性が、中国人観光客の51歳男にナイフで刺され死亡したのだ。男は犯行から半日経った同日夕方、島の反対側で逮捕された。「祈祷する女性を見たら浮気をして出ていった妻を思い出し、怒りがこみ上げて我を忘れた」と、精神疾患を疑わせる供述をしている。この凶行に韓国全土が衝撃を受けたのはもちろん、中国本土でも30を超える新聞が「ノービザ制度が廃止されかねない」との懸念とともに報道した。
島民に広まる「チャイニーズフォビア」
そのほか中国人によるゴミ投棄、立ち小便、観光施設の損壊、ビーチでの盗撮といった軽犯罪は日常茶飯事。急速な治安の悪化に怯える島民の間では、「チャイニーズフォビア(中国人恐怖症)」という言葉も飛び交う。
当然ながら、済州島では事件があるたびに「ノービザ制度を廃止せよ」という声が上がる。だがいまひとつ盛り上がりに欠けるのは、もちろん中国人観光客がもたらす経済効果のためだ。済州島の観光収入は15年の場合で4兆7000億ウォン(4377億円)。済州島経済全体の17%を占めている。
http://biz-journal.jp/2016/12/post_17421.html
(>>2以降に続く)