1 :
ねこ名無し ★@無断転載は禁止
2016/10/02(日) 20:40:39.34 ID:CAP_USER
国慶節を祝うレセプションに臨む中国の習近平国家主席(中央)と李克強首相(左端)ら=9月30日、北京の人民大会堂(共同)
【北京=矢板明夫】中国共産党の重要会議である第18期中央委員会第6回総会(6中総会)が今月24日から27日まで開かれる。党の規定を改正して規律を厳格化することなどが主な議題となる予定だ。最高指導部が大幅に入れ替わる来秋の党大会を控え、習近平指導部は党内への締め付けを強化することで、権力集中をさらに進めたい考えだ。しかし、習指導部が主導する反腐敗キャンペーンはすでに4年も続いており、摘発を恐れる幹部の間で「事なかれ主義」が広がり、経済減速を招いたとの指摘もある。さらなる綱紀粛正を推進しようとする習指導部に対し、党内では反発する意見も聞かれる。
今回の中央総会で審議されるのは「党内の監督条例」と「新しい情勢下の党内政治生活に関する若干の準則」の2つの規定改正だと中国メディアが報じている。共産党関係者によると、改正はいずれも党中央と習近平国家主席の指導力強化を狙ったもので、派閥活動の禁止のほか幹部が私的に党中央の政策を批判することを阻止するため、さまざまな監督システムを強化する内容だ。
特に1980年に制定された「党内政治生活に関する若干の準則」は36年ぶりに改正される。同準則が制定された背景には、文化大革命への反省があった。毛沢東へ過度な権力が集中したようなことを避けるために、「集団指導体制を堅持し、個人の専断に反対する」という項目があり、党の会議で「書記と委員は上下関係ではない」と明確に規定している。つまり、最高指導部会議で、習近平氏とほかの政治局常務委員が同じ一票の重さを持つことを意味する。
今回の改正で、習近平氏の指導力を強化するために、これらの内容を一部外すか、表現を曖昧にする可能性があるといわれている。しかし、この動きに対し、李克強首相をはじめとする党内の反習近平勢力が猛反発しているとの情報がある。会議後に発表される新しい規約で、集団指導体制の部分はどのように改正されるかが注目される。
李首相が所属する派閥、共産主義青年団(共青団)派の関係者は「権力集中と政敵排除ばかりを進める習指導部のやり方に対する党内の反発は高まっている。反腐敗キャンペーンを早く一段落させ、経済や外交問題に集中すべきだといった意見が最近、増えている」と話した。
今回の中央総会で、来年の党大会にむけて人事調整などについても話し合われるとみられる。
http://www.sankei.com/world/news/161002/wor1610020031-n1.html
http://www.sankei.com/world/news/161002/wor1610020031-n2.html