ミュージシャンGACKTが10日までにX(旧ツイッター)を更新。日本で広がる「異常な流れ」について、私見をつづった。
GACKTは「スシローがまともな判断を下したのは良かったが、この問題は本質的に解決したわけではない」と記述。中居正広氏が23年5月に自宅で開いたバーベキューの参加者の1人だったと一部で報じられただけの笑福亭鶴瓶が、イメージキャラクターを務める回転ずしチェーン大手「スシロー」の公式サイトに掲載されていた写真などを先月29日に全て削除され、今月6日になってスシロー側は経緯を説明を説明して謝罪し、鶴瓶の広告を順次再開していく声明を発表した件にふれた。
そして「そもそも、その場に居合わせただけで批判されるのなら、広告に関わる人間は『他人との付き合いをやめろ』ということになる。こんな風潮が広がれば、社会全体が萎縮し、本来あるべきコミュニケーションすら成り立たなくなる。曖昧なモラルがルール化され、それが当たり前になっていく。それは本当に正しいことなのか?」と問いかけた。
さらに「すでに、上司が部下を食事に誘うだけで問題視される時代になった。部下からの誘いは問題なく、上司からの誘いはハラスメント。さらには、潜在的に問題があるとされる人物と関わっただけでバッシング。どこまでいけば、この異常な流れは止まるのか? 日本に蔓延する足の引っ張り合いと、拡張され過ぎたモラル。完璧な人間などいないのに、社会全体が完璧を求め、不完全さを許さない。この風潮が、経済停滞や増税、さらには社会の活力低下につながっていくことは明白だ。そして、最終的に苦しむのは国民全体だ」とし、「『おかしな日本、狂った日本』がこれ以上加速しないために、今こそ考えるべきじゃないか?」と訴えた。
この投稿に対し「ホントにその通りだと思います 言い切ってくれてありがとうございます」「GACKTさんのおっしゃる通りです」「確かにです」「難しい時代になってしまいましたね!本来のコミニケーションは物事を円滑に進めるためには必要なはずなのに…」「全く同じ感想です。実際、上場企業ではそうなってます」「本当にそうだと思う 人付き合いそのものがリスクになっている様で…」などとさまざまな声が寄せられている。
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