大相撲の新横綱豊昇龍(25=立浪)が31日、東京・明治神宮で奉納土俵入りを行った。3500人の相撲ファンや参拝客が見守る中、雲竜型を披露した。前日30日に完成したばかりの、7・8キロの真新しい綱を締めて登場。同じ出羽海一門の武蔵川親方(元横綱武蔵丸)から指導を受け、所作に太鼓判を押されていた、力強い四股、せり上がりなどで、堂々と、一般には初公開の土俵入りを勤め上げた。露払いは同じ立浪部屋所属の明生(29)、太刀持ちは同じ一門の平戸海(24=境川)。三つぞろえの化粧まわしは同親方が現役時代に使用したものをつけた。
叔父で元第68代横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(44)も、明治神宮を駆けつけ、おいの勇姿を見守った。親族などに用意された席からスマホで撮影するなど、晴れ舞台を記録した。前日30日に、モンゴルから来日していた。
土俵入りに先立ち、横綱推挙状授与式も行われた。これで「第74代横綱」昇進に伴う行事を一通り、終えたことになった。こちらにもダグワドルジ氏も出席。今月の初場所では10日目から6連勝。千秋楽は12勝3敗で並んだ王鵬、金峰山の前頭2人との優勝決定ともえ戦を制した。勢いに乗って、春場所(3月9日初日、エディオンアリーナ大阪)では2場所連続、第72代横綱稀勢の里、第73代横綱照ノ富士に続く3代連続となる、新横綱優勝を目指すことになる。
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日刊スポーツ