フジテレビが27日、引退を発表した中居正広氏と女性とのトラブルを巡り、同局の対応が問題視されている件について、2回目の会見を行った。港浩一社長、嘉納修治会長、遠藤龍之介副会長、金光修フジ・メディア・ホールディングス社長の4人が出席した。
社員が女性の様子がおかしいことから、声をかけ、事案を把握したのが23年6月上旬。被害女性から「とにかく公にせず他者に知られず仕事に復帰したい」と熱い希望があり、「事実は数人のみ把握」する形になったとした。
中居は女性とは異なる認識をもっており、「2人だけの出来事、示談が進んでいる」との受け止めだったという。
港社長には「認識の違い」ということについて、もう少し踏み込んで説明がほしい、と質問がとんだ。港社長は「なんだろな、なんだろうな…」と言葉に窮し、助け船を求めると、遠藤副会長がマイクに向かい、「認識の違い、というのは具体的に申し上げてしまいますと……、ちょっと本件の触ってはいけない部分に触ってしまう…」と回答。
再び詳しい説明を求められると、遠藤氏は「ちょっと踏み込んで申し上げるとすれば、意思の一致か不一致か、ということだと思います」と回答。記者が「それは中居氏の同意のもとで行ったか、不同意だったか、という意味か?被害者女性が遭った被害について、同意のもとだと中居氏がおっしゃっていた、ということか?」と問いただし、遠藤氏は「そうです、おっしゃる通りです」と答えた。
その後、会見開始から4時間半の時点で、フジ側から「同意の有無」に関して、撤回と訂正が。遠藤氏は「『同意の有無』ということを撤回させていただきます。『お答えできない』と訂正させていただきます」と話し、一部記者から不満の発言があがり、紛糾。遠藤氏は「私が踏み込みすぎた発言をした、ということです。おわびして訂正します」と謝罪した。
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