北広島市がボールパーク周辺に所有する市の土地の一部をファイターズ側に売却することを決めました。その売却価格に北広島市議から疑問の声が上がっています。
本吉智彦記者
「市が売却を決めたのは、球場の3塁ゲート周辺です。今は駐車場として使われている場所です」
北広島市が現在、ファイターズ側に有償で貸し付けているボールパーク内の市有地。市は球場とJRの線路との間にあるおよそ2万8000平方メートルを、およそ9億4000万円で球団側に売却することを決めました。1平方メートルあたり、およそ3万3000円。この価格が議論を呼んでいます。
本吉智彦記者
「ボールパーク周辺の住宅街の土地の単価は、市が売却した市有地の単価に比べると2万円以上高くなっています」
12月の北広島市議会で、共産党の山本博己市議が疑問を呈しました。
共産・山本博己北広島市議
「実勢価格としてはもっと高いと思う。この財産処分のやり方というのが非常に今回問題だと思う」
今回、売却が決まった市有地と線路を挟んで隣接する共栄町3丁目の地価は1平方メートルあたり5万9000円。これに対し、およそ3万3000円での売却は安すぎるのではないか、というのが山本市議の主張です。疑問の声は、別の会派の市議からも。
民主市民連合・小田島雅博北広島市議
「どうしてその金額が出るのかと市民が納得していただけるような説明責任がある」
北広島市は価格を決めた根拠として、2023年、ホテル用地として売却したボールパーク内の土地の価格が1平方メートルあたり2万6000円だったことを挙げています。
北広島市・上野正三市長
「我々は適正な評価だったと思っている。都度都度、市民の皆様にはボールパーク構想の推進にあたっての説明は必要だと思っている」
地方自治の専門家は売却先の決め方についてもこう指摘します。
横浜国立大学・板垣勝彦教授
「競争入札をするのではなくて(球団側との)随意契約で今回の土地を売却するのかについては市民に対して丁寧に説明する必要がある」
※続きは以下ソースをご確認下さい
12/23(月) 17:59
HTB北海道ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b114b28b724745558ff692a153b4021efbc2560