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織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ
「ビジネスチャンスをみすみす逃してしまったんですよ。もう少し早く決断してくれていたらよかったんですが」
こう悔しがるのはフジテレビの「踊るプロジェクト」の関係者だ。
12月4日、織田裕二(56)が主演する映画「踊る大捜査線 N.E.W.」の製作が発表された。織田扮する青島俊作刑事が、銀幕に待望の復活を果たすのだが、問題となっているのが同作の公開時期だという。
「公開は2026年10月。現在公開中の柳葉敏郎主演の『室井慎次 敗れざる者』と『室井慎次 生き続ける者』同様に前編後編の2回が予定されており、前編を10月に、後編を11月に公開する予定です」(映画プロデューサー)
この公開スケジュールに、関係者もフジテレビに同情の念を禁じ得なかったという。
「現在、柳葉主演の2作の興収は50億円は超えるでしょう。何をやっても当たらない惨憺たる状況にあるフジテレビにとっては一筋の光明です。莫大な宣伝費もかかっているはずですが、現在のフジにしてみたら御の字。本来ならフジは、この波に乗って、来年のGW、遅くとも秋までには織田が主演する『踊る――』シリーズを劇場公開したかったはず。しかし織田が主演での参加を最終決断したのは今年10月、柳葉主演の2作を見てといわれています。それまではいったん決まったものが白紙になったり、決まりかけたものが再び白紙になったりの繰り返しだったようです。もちろん柳葉の働きかけも功を奏したようですが」(前出の映画プロデューサー)
03年に公開された「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」は、興業収入173.5億円。
20年以上経った今も2位に50億円以上の差をつけ邦画実写記録の頂点に立つ。言うまでもなく、フジテレビのドル箱シリーズで、同局にとっては、一刻も早く復活させたかった。が、とにかく織田を口説き落とすのに何年も時間がかかったという。
「どんなに急いで製作しても公開は2年後という計算になったわけです。25年に織田版の『踊る』が公開されていたら間違いなく大ヒットになったはずです。2年後にこの熱が冷めなければいいのですが」(前出のフジテレビ関係者)
「踊る大捜査線 N.E.W.」には柳葉をはじめ、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、水野美紀、小栗旬、内田有紀ら往年のメンバーが勢ぞろいするというが、そこまで視聴率低下とスポンサー離れに苦しむフジテレビの体力が持つかどうか。