パリ五輪は30日(日本時間31日)、男子バスケットボール1次リーグが行われ、B組第2戦の世界ランク26位・日本は同9位フランスと対戦。後半残り10秒までリードしながら追いつかれ、延長の末に90-94で大金星を逃した。人気漫画「スラムダンク」作者の井上雄彦氏は「勝利に値したことを世界中の人が見ていた」などと日本へ称賛を送った。
点の取り合いとなった第1クォーター(Q)。日本は八村塁や河村勇輝が3ポイントシュート(3P)を連続で決めるなど得点を重ね、格上のフランスに食らいついた。25-32で突入した第2Qには一時逆転。身長224センチのビクター・ウェンバンヤマ、同216センチのルディ・ゴベアらを擁する相手にも当たり負けせず、前半はリバウンドでも14-17とほぼ互角の数字を記録した。
44-49の5点差で後半に入ると、日本はジョシュ・ホーキンソンの3Pなどで再び逆転。一進一退の攻防を繰り広げ、64-69と5点差のまま勝負は最終第4Qへ。残り8分31秒には八村が2度目のアンスポーツマンライクファウルをとられてまさかの退場となった。しかし、河村がファウルを受けながら3Pを沈めるビッグプレーなどで奮闘し再び逆転に成功。だが、残り10秒で追いつかれ、延長戦に突入した。
5分間の延長は序盤からフランスに連続得点を許し、残り1分で8点差。最後まであきらめずに食らいつくも、大金星はならなかった。
試合後、スラムダンク作者の漫画家・井上氏はXを更新。「素晴らしい試合でした。我らの日本代表が誇らしい。勝利に値したことを世界中の人が見ていた。8強への挑戦は続いていく。フランスもさすがでした。おめでとう」と投稿。優勝候補フランスを相手に、大接戦を演じたことに拍手を送っていた。
THE ANSWER編集部
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