今年で入社18年目を迎えたフジテレビ・田淵裕章アナ…といえば、父親は阪神と西武で活躍しダイエー監督だった田淵幸一氏、母親は女優のジャネット八田という有名人一家に育った。その評判が今、ガタ落ちしているというのだ。
お坊ちゃま育ちの田淵アナは青山学院幼稚園から大学までエスカレーターで進学し、05年にフジテレビ入社。バラエティー、情報、スポーツ番組などをこなしてきた。フジテレビ関係者が言う。
「近年は存在感が薄まってきています。定期出演する『プロ野球ニュース』はCS放送で、あとはスポーツ中継がメイン。制作費削減のあおりを受けて、スポーツセクションのスタッフ、アナウンサーは年々、肩身が狭い思いをしている。局上層部からは『金食い虫』と陰口を叩かれることも多いですからね」
それでも抜群の知名度と20年近いキャリアがあれば何とかなりそうなものだが、肝心のアナウンス技術が一向に上達していないともっぱらだ。
「10月にBSフジやCSで放送で放送されたプロ野球セ・リーグのクライマックスシリーズ、ヤクルトVS阪神戦で実況アナウンサーを担当。野球評論家の高木豊氏、里崎智也氏と3人で中継したのですが、進行がとにかく拙く、見かねた高木氏がYouTubeチャンネルで鍛えた話術を駆使して、進行役をとって代わる事態に。あれではどうしようもない…」
後輩の局アナの中には、20代で早々に見切りをつけられて、他部署に異動になった者もいる。局に余裕がない中で、親の七光りも虚しく、まさに「アナウンサー廃業危機」に瀕しているのだ。
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