まいしろエンタメ分析家
11/21(月) 12:00
実写、アニメなど完結後も話題が尽きない人気漫画『ゴールデンカムイ』。
明治末期の北海道・樺太を舞台にした、金塊をめぐるサバイバル・バトル漫画として有名な本作だが、人間離れしたクセのつよいキャラクターもその大きな魅力のひとつである。
今回は、パーソナルジムの店長でありゴールデンカムイのファンでもある野田航平さんに、ゴールデンカムイの「筋肉」について解説してもらった。
ゴールデンカムイのキャラは明日にでもマッチョコンテストに出れる
まいしろ(以下まい):今回はゴールデンカムイに登場するキャラクターの筋肉についてお聞きしていきます。
野田:まず、ゴールデンカムイって筋肉がないキャラクターがほとんどいないんですよ。全員、マッチョコンテストの前日みたいな体脂肪率です。
まい:常に仕上がってる状態なんですね
野田:プロのボディビルダーでも、コンテスト前の状態をずっと維持するのはメンタル的にかなり難しいんですよ。
だから、ゴールデンカムイのキャラは全員メンタルがめちゃくちゃ強いと思います
まい:極限の状態でサバイバルしているだけありますね...!
野田:あとは、腹筋の割れ方が本当にきれいですよね。現実の世界だと腹筋の段差がずれていることもあるんですが、ゴールデンカムイの人達はみんな左右対象できれいなシックスパックです。
ここまできれいな腹筋を持っているマッチョは5人に2人ぐらいだと思うので、ゴールデンカムイは本当にマッチョの精鋭がそろっていると思います。
まい:まさにマッチョの博覧会なんですね。それでは具体的にキャラクターを見ていきます。最初は主人公の杉元佐一です。
野田:杉元は(マンガで)軍人になる前の様子も描かれていますよね。それを見ると、軍人になってからありえないぐらいの筋肉をつけたことがわかります。あとは、杉元は食生活もかなりいいんですよね。
まい:作中ではひたすらいろんな動物の脳みそを食べ(させられ)ていた印象がありますが、あれは筋肉的には良い食事だったのでしょうか...?
野田:杉元は山にいる動物をたくさん食べているので、おそらくタンパク質と動物の脂が食事のメインです。しかも加工品もほとんど食べてないんです。
なので、食事の量をおさえたまま良質な栄養だけを取り続けている状態です。
まい:杉元が北海道を離れて東京に住んだりしたら、急に太ることもあるんでしょうか?
野田:かなりあり得ると思います。山の厳しい環境にいるからこそ、限界ぎりぎりのシャープな体型を維持できているのかもしれません。
まい:なるほど!ちなみに杉元が現代にいたら、マッチョのコンテストでいいところまでいくのでしょうか?
野田:杉元はボディビルではなく「フィジーク」という競技に出た方がいいですね。
フィジークはボディビルより「逆三角形の体」「くびれたウエスト」「腹筋」が重視されるので、そちらに出れば杉元ならかなりいい成績を残せるはずです
まい:なるほど!続いては、杉元たちと行動をともにする脱獄王の囚人・白石由竹です。痩せ型でマッチョ枠ではないのですが、一応解説お聞きできればと思います
野田:白石は筋肉ないんですよね...
まい:一刀両断されてしまった...
野田:みんなで温泉に入るエピソードがあるんですが、そのときも白石は一番筋肉があるように見える「盛れ」ポーズをさせてもらっているんです
まい:そんな白石への配慮があったとは...
野田:ただ、筋肉ってありすぎると不便なことがあるんです。「ずっと腕を曲げていると腕がしびれてしまう」というのが典型的な例なんですが、これはゴールデンカムイの他のキャラも絶対に経験していると思います。
なので、肩の高さまで腕をあげて、温泉でのんびりできるのは白石ぐらいだと思いますよ。
まい:何気ないコマでも、キャラに合わせたポーズが描かれているんですね!
マッチョが多すぎて読者の感覚が狂ってしまう
https://news.yahoo.co.jp/byline/maishilo/20221121-00324172
11/21(月) 12:00
実写、アニメなど完結後も話題が尽きない人気漫画『ゴールデンカムイ』。
明治末期の北海道・樺太を舞台にした、金塊をめぐるサバイバル・バトル漫画として有名な本作だが、人間離れしたクセのつよいキャラクターもその大きな魅力のひとつである。
今回は、パーソナルジムの店長でありゴールデンカムイのファンでもある野田航平さんに、ゴールデンカムイの「筋肉」について解説してもらった。
ゴールデンカムイのキャラは明日にでもマッチョコンテストに出れる
まいしろ(以下まい):今回はゴールデンカムイに登場するキャラクターの筋肉についてお聞きしていきます。
野田:まず、ゴールデンカムイって筋肉がないキャラクターがほとんどいないんですよ。全員、マッチョコンテストの前日みたいな体脂肪率です。
まい:常に仕上がってる状態なんですね
野田:プロのボディビルダーでも、コンテスト前の状態をずっと維持するのはメンタル的にかなり難しいんですよ。
だから、ゴールデンカムイのキャラは全員メンタルがめちゃくちゃ強いと思います
まい:極限の状態でサバイバルしているだけありますね...!
野田:あとは、腹筋の割れ方が本当にきれいですよね。現実の世界だと腹筋の段差がずれていることもあるんですが、ゴールデンカムイの人達はみんな左右対象できれいなシックスパックです。
ここまできれいな腹筋を持っているマッチョは5人に2人ぐらいだと思うので、ゴールデンカムイは本当にマッチョの精鋭がそろっていると思います。
まい:まさにマッチョの博覧会なんですね。それでは具体的にキャラクターを見ていきます。最初は主人公の杉元佐一です。
野田:杉元は(マンガで)軍人になる前の様子も描かれていますよね。それを見ると、軍人になってからありえないぐらいの筋肉をつけたことがわかります。あとは、杉元は食生活もかなりいいんですよね。
まい:作中ではひたすらいろんな動物の脳みそを食べ(させられ)ていた印象がありますが、あれは筋肉的には良い食事だったのでしょうか...?
野田:杉元は山にいる動物をたくさん食べているので、おそらくタンパク質と動物の脂が食事のメインです。しかも加工品もほとんど食べてないんです。
なので、食事の量をおさえたまま良質な栄養だけを取り続けている状態です。
まい:杉元が北海道を離れて東京に住んだりしたら、急に太ることもあるんでしょうか?
野田:かなりあり得ると思います。山の厳しい環境にいるからこそ、限界ぎりぎりのシャープな体型を維持できているのかもしれません。
まい:なるほど!ちなみに杉元が現代にいたら、マッチョのコンテストでいいところまでいくのでしょうか?
野田:杉元はボディビルではなく「フィジーク」という競技に出た方がいいですね。
フィジークはボディビルより「逆三角形の体」「くびれたウエスト」「腹筋」が重視されるので、そちらに出れば杉元ならかなりいい成績を残せるはずです
まい:なるほど!続いては、杉元たちと行動をともにする脱獄王の囚人・白石由竹です。痩せ型でマッチョ枠ではないのですが、一応解説お聞きできればと思います
野田:白石は筋肉ないんですよね...
まい:一刀両断されてしまった...
野田:みんなで温泉に入るエピソードがあるんですが、そのときも白石は一番筋肉があるように見える「盛れ」ポーズをさせてもらっているんです
まい:そんな白石への配慮があったとは...
野田:ただ、筋肉ってありすぎると不便なことがあるんです。「ずっと腕を曲げていると腕がしびれてしまう」というのが典型的な例なんですが、これはゴールデンカムイの他のキャラも絶対に経験していると思います。
なので、肩の高さまで腕をあげて、温泉でのんびりできるのは白石ぐらいだと思いますよ。
まい:何気ないコマでも、キャラに合わせたポーズが描かれているんですね!
マッチョが多すぎて読者の感覚が狂ってしまう
https://news.yahoo.co.jp/byline/maishilo/20221121-00324172