東スポWeb 2022年09月08日 18時00分
大先輩からの〝猛ゲキ〟を背に念願のステージに立つ――。
瀬戸内7県を拠点に活動するアイドルグループ「STU48」が、9日放送のテレビ朝日系音楽番組「ミュージックステーション」(Mステ)に初出演。平和を願うメッセージソングとして4月に発売後、異例のロングヒットとなっている「花は誰のもの?」を披露する。
多くのメンバーがMステ出演を1つの目標に掲げていたが、結成6年目についに実現する。大舞台を前に、同曲を作曲した元チェッカーズの鶴久政治と、センターの石田千穂を独占直撃。それぞれに同曲への思いや反響を聞いた。
チェッカーズ時代から多くの大舞台を踏んできた鶴久は、メンバーはもちろんこと「スタッフのみなさんも頑張ってきたと思いますよ」と感謝を口に。「吉本坂46」の「やっとここまで」(2018年)以来となる作詞家・秋元康氏とのタッグについて「久しぶりに秋元さんが僕の曲を選んでくれたこともあって、思い入れも強いんです」と明かした。
ロシアによるウクライナ侵攻など不安定な世界情勢の中で、制作された平和への願いを届ける「花は誰のもの?」。「もしこの世界から 国境が消えたら 争うことなんかなくなるのに…」などメッセージ性の強い歌詞や切ないメロディーが、有線放送を中心に反響を呼んだ。被爆地・広島を活動拠点の一つとするSTU48メンバーも、さまざまな場所で平和への願いを込めてパフォーマンスしてきた。
鶴久は「みんなの歌声も本当にいいんです。ファンの方はメンバーが頑張ってきた姿も見てきたし、ファンの応援する姿を見たメンバーも本気になったはず。それに秋元康さんがこの曲をSTU48に歌わせたいと思った気持ちも、もちろん大きいと思います。瀬戸内で活動して、広島を拠点の一つにするグループですし、平和への思いを持っていますから」と語る。
アイドルが発売から半年近くたった曲でMステに出演するのも異例だ。
石田は「Mステは目標にしていた一つの番組でもあった。まさか発売からこんなにたってから出させていただけるとは思ってなかった。みなさんの応援のおかげです」と感謝したうえで、「本当にファンの方の応援も熱くて。スタッフさんもいろいろ動いてくださったり、いろんな方に感謝して、恩返しのつもりで頑張りたい!」と誓った。
鶴久もメンバーの頑張りを肌で感じている。
「Mステで緊張して鼻血が出ても、今ならものすごくキレイに見えますよ。鼻血が出てしまったとしたって、みんなキレイに見えると思う」と断言。「それだけ真剣に堂々と頑張ってほしいです!」と猛ゲキを飛ばした。
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石田千穂と鶴久政治(東スポWeb)