今週末のプレミアリーグに関して、中国ではテレビ放送がされないことになったようだ。イギリス『BBC』が伝えた。
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2月24日に始まったロシアによるウクライナへの軍事侵攻。世界の各国がロシアへの制裁を下す中、サッカー界もロシア代表やロシアのクラブへの制裁を課している。
一方で、攻撃を受けているウクライナへの支援の和が広がり、各国リーグやクラブが試合前にウクライナへの支援を訴える活動を行っている。
プレミアリーグは2日、5日にから7日までに行われるプレミアリーグの全試合で、ウクライナへの連帯を示すキャンペーンを展開。20クラブのキャプテンはウクライナカラーの特別な腕章を着用。また、スタジアムのビジョンでは、ウクライナ国旗の青と黄色の背景に、「Football Stands Together」の文字を表示。試合中にはピッチサイドのLEDのボードにも表示されると発表した。
リーグをあげてウクライナ支援を訴えることとしたプレミアリーグだが、この決定を受けて中国の放映権所有者が、試合中継を今週末は行わないと通達してきたとのことだ。
その背景には、ロシアと中国の政治的な関係があり、緊密な同盟国である中国としては、ウクライナ支援のキャンペーンを大々的に行うプレミアリーグを放送することはできないと判断したようだ。
なお、この件についてプレミアリーグはコメントを拒否。キャンペーン発表時には「ロシアの行動を心から拒否する」とし、「我々は平和を呼びかけ、我々の考えは影響を受けたすべての人々にあります」としていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b039f08ec394a4a634f4d9d20c591bb1a62abbc8