20年、21年シーズンで引退し、セレモニーが叶わなかった選手が家族やお世話になった人に最後の雄姿をみせる特別試合「PERSOL THE LAST GAME 2021」(企画=スカイA・スカパー! 主催=スカパーJSAT株式会社 特別協賛=パーソルホールディングス株式会社 後援=スカパー!プロ野球セット 協力=日本プロ野球OBクラブ、日本プロ野球選手会)が8日、メットライフドームで行われた。
現在の居住地をもとにイースト、ウエストの2チームに分かれ、元巨人投手の田原誠次氏(32)はウエストの「8番・三塁」で出場。打撃ではノーヒットだったが本業の投手としては6回に登板し、1イニング打者3人6球で無安打無失点と好リリーフを見せた。
戦力外通告を受けて12球団合同トライアウトを受験した20年オフ以来の本格的な実戦形式だったが、最速は115キロをマークした。
現在は福岡県内で給湯器をつくる会社の工場に勤務し、将来的にはアマチュア野球も含めた指導者の道も模索しているという。
「今はあえて野球から離れようと思って働いています。(指導者になった時に)偏った意見になってしまうと思い、いったん野球から離れたかった。今後、指導者のオファーをもらったりもしているので、家族と相談しながら決めていこうと思っています」と話した。
この日はカラフルな色に染められた髪にも注目が集まった。「娘がBTSが好きでやってみようかなと。次は違う色に挑戦しようかなと思っています」と説明した。
総合人材サービスを展開する「パーソルグループ」は、本試合への協賛を通してこれまで社会課題の一つであった引退後のアスリートのセカンドキャリア、自分らしいキャリア実現に向け、引退選手全員の新しい一歩を応援するとしている。
※本日の出場選手
内竜也(ロッテ)大村孟、中尾輝、山中浩史、上田剛史(ヤクルト)、木村敏靖、則本佳樹、南要輔(楽天)、田原誠次、山川和大、加藤壮太(巨人)、大窪士夢、中塚駿太(西武)、藤谷洸介、鈴木翔太(阪神)、川原弘之(ソフトバンク)、石川駿(中日)、定詰雅彦(元ロッテなど、助っ人捕手)
スポーツ報知 1/8(土) 20:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/74452259f7b323a09afdcd4f623ed144d1d16c04
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