日刊スポーツ
栗山英樹氏(2021年11月1日撮影)
侍ジャパンの次期監督に日本ハム栗山英樹氏(60)の就任が近日中に正式決定する見通しであることが28日、分かった。東京オリンピック(五輪)で金メダルを獲得した稲葉篤紀監督が9月末で退任し、年内をメドに後任の人選を進めていた。
栗山氏は今季まで日本ハムで10年間の指揮を執り、2度のリーグ優勝を飾り、16年には日本一に輝いた。大谷翔平に二刀流の道なき道を歩ませ、球界の固定観念をぶっ壊した。キャスター時代も含め、アマ球界への理解も深く、アマ世代とも共闘する侍ジャパンのトップチームの指揮官に適任と言える。関係者によると栗山氏も就任に前向きな姿勢を見せており、栗山ジャパンが間もなく発足する流れだ。
最大目標は23年春の開催が見込まれる第5回WBCでの3大会ぶり世界一だ。第1回大会から連覇を果たしたが、各国ともメジャーのトップ選手の参戦率が大会ごとに高くなり、13年、17年と準決勝で頂点を阻まれた。東京五輪では悲願の金メダルを獲得したが、大会のレベルはWBCの方が高い。愛弟子のエンゼルス大谷の招集も期待され、新たな挑戦が始まる。
◆栗山英樹(くりやま・ひでき)1961年(昭36)4月26日、東京都生まれ。創価高−東京学芸大。83年ドラフト外でヤクルト入団。プロ1年目の秋にスイッチヒッターに転向し3年目に打率3割をマーク。89年に外野手でゴールデングラブ賞獲得。通算成績は494試合、1204打数336安打、7本塁打、67打点、打率2割7分9厘。90年に引退後はスポーツキャスター、大学講師などを務め、11年11月に日本ハム監督就任。12年にリーグ優勝、16年に日本一。日本ハム監督としての通算成績は1410試合684勝672敗54分け、勝率5割4厘。
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