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阪神・藤浪
阪神は9日に予定されていたエキシビションマッチ・楽天戦(楽天生命パーク)が悪天候のため中止に。先発予定だった阪神・藤浪晋太郎投手(27)は翌10日の同戦にスライド登板することになった。
ここまで先発ローテの一角を担っていたアルカンタラを、後半戦以降は中継ぎへと配置転換する構想の矢野阪神。代役のローテ投手の座をめぐり、藤浪、高卒2年目左腕の及川、そして今夏にソフトバンクからトレード移籍してきた二保の3投手が激しいアピール合戦を繰り広げてきたが、この日矢野監督は「しっかり結果も伴っているというところでは、二保かなと。及川は後半戦スタートは中継ぎに入ることにしようかなと思っている」と明言。3投手によるローテ争奪戦は、二保が勝ち残った格好だ。
現時点でのローテ復帰こそかなわなかったが、藤浪も当然ながら後半戦を戦う上でのチームの貴重な戦力。矢野監督は翌日に登板予定の藤浪に求めるところを問われると「内容やね。ゼロで抑えたからいいってことじゃなくて。俺はキャッチャーやったし、どういう風に抑えんのかなって。今はこういう風に打ち取れるんだなっていう中身をしっかり見せてほしい」と返答。背番号19は後半戦巻き返しへの第一歩を、杜の都のマウンドで踏み出すことができるか。
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