7/4(日) 9:57配信
デイリースポーツ
橋下徹氏=2015年12月8日撮影
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が4日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演し、自治体による「避難指示」を出すタイミングの難しさを語った。
梅雨前線の影響で3日に静岡・熱海市で大規模な土石流が発生した。橋下氏は「場所の危険性は分かるんですけど、タイミングが本当に分からないんですよ。後を振り返って『早め』ということは言えるんですが」とコメントした。
政府が定めた災害時の警戒情報では、レベル5「緊急安全確保」は「命の危険があり直ちに安全確保」が必要な状況。レベル4「避難指示」は「危険な場所から全員避難」、レベル3「高齢者等避難」は「危険な場所から高齢者等は避難」がそれぞれ取るべき行動とされている。
熱海市は2日の午前10時からレベル3を発信しており、土石流が発生した3日の午前10時半ごろもそのままだった。発生後の3日午前11時5分になって、レベル4を飛ばしてレベル5にかわった。
橋下氏は、発信にあたって熱海市に迷いがあったことを指摘。「『これは避難指示(レベル4)までは出せないだろうな』と思いました」と理解を示した。避難指示を出した後に、結局大ごとではなかった「空振り」がたびたび起きると「メッセージとして成り立たなくなるし、出した後に避難所を設置して全部避難をさせるというのも大変な作業なんですよ」とおもんぱかった。
自身の大阪市長時代を振り返り「勧告でも避難所を設置しなければいけないので、相当ハードルが高かったんですよ」としみじみ。大雨で大和川が氾濫しそうになり「大阪市政治始まって以来、初めて」という避難勧告を大和川流域に出した。100万人規模の住人の避難が必要だったため「ハードル高いし、メッセージだけでは対応できないということを考えなきゃいけないですよ。実際に勧告出しても聞いてくれないし」と実情を語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/898188b5aeec2e75d5f5c285cfdb2c87ad5edd18
デイリースポーツ
橋下徹氏=2015年12月8日撮影
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が4日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演し、自治体による「避難指示」を出すタイミングの難しさを語った。
梅雨前線の影響で3日に静岡・熱海市で大規模な土石流が発生した。橋下氏は「場所の危険性は分かるんですけど、タイミングが本当に分からないんですよ。後を振り返って『早め』ということは言えるんですが」とコメントした。
政府が定めた災害時の警戒情報では、レベル5「緊急安全確保」は「命の危険があり直ちに安全確保」が必要な状況。レベル4「避難指示」は「危険な場所から全員避難」、レベル3「高齢者等避難」は「危険な場所から高齢者等は避難」がそれぞれ取るべき行動とされている。
熱海市は2日の午前10時からレベル3を発信しており、土石流が発生した3日の午前10時半ごろもそのままだった。発生後の3日午前11時5分になって、レベル4を飛ばしてレベル5にかわった。
橋下氏は、発信にあたって熱海市に迷いがあったことを指摘。「『これは避難指示(レベル4)までは出せないだろうな』と思いました」と理解を示した。避難指示を出した後に、結局大ごとではなかった「空振り」がたびたび起きると「メッセージとして成り立たなくなるし、出した後に避難所を設置して全部避難をさせるというのも大変な作業なんですよ」とおもんぱかった。
自身の大阪市長時代を振り返り「勧告でも避難所を設置しなければいけないので、相当ハードルが高かったんですよ」としみじみ。大雨で大和川が氾濫しそうになり「大阪市政治始まって以来、初めて」という避難勧告を大和川流域に出した。100万人規模の住人の避難が必要だったため「ハードル高いし、メッセージだけでは対応できないということを考えなきゃいけないですよ。実際に勧告出しても聞いてくれないし」と実情を語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/898188b5aeec2e75d5f5c285cfdb2c87ad5edd18