現地時間5月23日、アメリカ野球連盟(USA Baseball)が元メジャーリーガーと若手有望株らによって構成された東京五輪予選メンバーの28名を発表した。
元メジャーリーガーは、2011年に打撃2冠王に輝き、メジャー通算287本塁打などの実績を誇るマット・ケンプや、同218本塁打のトッド・フレイジャー、史上最多の14球団を渡り歩き通算107勝の右腕エドウィン・ジャクソン、2度のノーヒットノーランを達成したホーマー・ベイリーらが名を連ねた。
またオリックスからウェーバー公示されたブランドン・ディクソン、昨シーズンに広島と楽天でプレーしたDJ・ジョンソンと2人のNPB経験者がメンバー入り。
有望株トップ100の中からは4選手が選出。マシュー・リベラトーレ(カーディナルス傘下/有望株30位/21歳)、トリストン・カサス(レッドソックス傘下/有望株34位/21歳)、シメオン・ウッズ・チャードソン(ブルージェイズ傘下/有望株74位/20歳)、ジャレン・デュラン(レッドソックス傘下/有望株93位/24歳)といった顔ぶれだ。
アメリカの野球専門誌『ベースボール・アメリカ』のカイル・グレイザー記者は、「元メジャーリーガーと有望株のミックスチームで、非常に興味深いよ」と期待を寄せる一方、2000年シドニー五輪以来21年ぶり3度目の金メダルを狙うチームには厳しい意見も寄せられている。
米国スポーツ専門局『NBC』では、「リストにいるオールスターは皆、35歳以上。もしこのメンバーで臨むなら、異常なほどベテランチームとなるだろう」と悲観。またMLB公式の『MLB.com』のテイラー・マウン記者は、「オリンピックで栄光を取り戻すことを望むなら危機的状況だ」と酷評した。
5月30日に26名に絞り、翌日からフロリダ州で開催される米大陸予選に出場するアメリカ。野球の本場である同国代表チームは、果たしてどの様な結末を迎えるだろうか、メンバー選考とともに注目だ。
5/25(火) 5:30
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