「ドラゴン桜」(TBS系)が16年ぶりにテレビに帰ってきた。初回視聴率は15%台を切り、前回に比べて3ポイント程数字を落としたが、16年の歳月が経過したのに根強い人気があることを証明した。
今回の「ドラゴン桜」は前作の登場人物の15年後を描く設定となっている。前作に続いてレギュラー出演するのは主演で弁護士・桜木建二役の阿部寛(56)と、その教え子役の長澤まさみ(33)の二人。
長澤が演じる水野直美は母親の看病が原因で一浪した後に東大に合格し、弁護士になり阿部の事務所のスタッフになった。ドラマのファンが密かに期待するのは、前作でレギュラー出演したメンバーたちの“その後”だ。初回は前シリーズでルーズソックスを履いたコギャル女子高生を軽妙に演じた紗栄子(34)が、東大卒のブランドを売りにした現役バリバリの人気タレントを演じてみせた。
にわかにファンの熱い視線を集めているのが、前作で複雑な家庭の事情を抱えた陰のある高校生役を演じた山下智久(36)の再登場だ。
前作は山下の好演で視聴率も左右したわけだから、彼抜きにこのドラマは語れない。
恐らくそのことは山下も自覚しているようで、4月8日付のインスタグラムには〈最近ドラゴン桜が再放送されています。夢はあの時より大きくなっています。まだまだ夢の途中ですが全力で走り続けます〉という意味深な投稿があった。
山下は4月25日の初回放送日にもインスタを更新し、〈今日からドラゴン桜楽しみだ〉〈あの頃より、少し成長できたかな?笑〉とコメントした。
■退所騒動とキンプリ高橋の存在
山下のツイートについてテレビ関係者は、意外な事実を明らかにする。
「『ドラゴン桜』続編は、本来なら昨年7月期に放送されるはずでした。実は当時は、山下のサプライズ出演が内定していたのです。実際、昨年春の段階では、脚本に15年後の矢島勇介(山Pの役名)の人物設定が存在していたそうです。ところがオンエア延期が決まった直後に例の“未成年女性との飲酒騒動”が発覚しました。これでにわかに現場が混乱し、さらに追い打ちをかけたのが山下のジャニーズ事務所の退所でした。これらのアクシデントが重なり、山下の『ドラゴン桜』続編の出演が一旦白紙に戻されてしまったのです」
山下にとってもう一つの大きなハードルはジャニーズ事務所が俳優として猛プッシュする「King & Prince」の高橋海人(22)が出演していることだ。ジャニーズ事務所が積極的に売り出すアイドルが出演するドラマに、事務所とひと悶着あったタレントが出演することはにわかに考えられない。
「山下の出演が厳しそうなもう一つの理由はこのドラマの演出家の顔ぶれです。複数の演出家が交代で担当しており、木村拓哉の『GOOD LUCK!!』『MR.BRAIN』を担当した演出家も含まれています。他にも『花のち晴れ〜花男 Next Season』でキンプリの平野紫耀の知名度アップに貢献した演出家も名を連ねています。彼らが山下の出演に二の足を踏んだら、ドラマが矢島勇介の15年後に触れないということは十分に考えられます」(テレビ関係者)
関係者の証言を聞く限り、山下の出演には疑問符が付く。ただ、15年前に独学で弁護士を目指すことになった「矢島勇介の今」を確認したいと思うのは決して筆者も例外ではない。
(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fea207de636d1d0c5eee009c73218f5397f1423
今回の「ドラゴン桜」は前作の登場人物の15年後を描く設定となっている。前作に続いてレギュラー出演するのは主演で弁護士・桜木建二役の阿部寛(56)と、その教え子役の長澤まさみ(33)の二人。
長澤が演じる水野直美は母親の看病が原因で一浪した後に東大に合格し、弁護士になり阿部の事務所のスタッフになった。ドラマのファンが密かに期待するのは、前作でレギュラー出演したメンバーたちの“その後”だ。初回は前シリーズでルーズソックスを履いたコギャル女子高生を軽妙に演じた紗栄子(34)が、東大卒のブランドを売りにした現役バリバリの人気タレントを演じてみせた。
にわかにファンの熱い視線を集めているのが、前作で複雑な家庭の事情を抱えた陰のある高校生役を演じた山下智久(36)の再登場だ。
前作は山下の好演で視聴率も左右したわけだから、彼抜きにこのドラマは語れない。
恐らくそのことは山下も自覚しているようで、4月8日付のインスタグラムには〈最近ドラゴン桜が再放送されています。夢はあの時より大きくなっています。まだまだ夢の途中ですが全力で走り続けます〉という意味深な投稿があった。
山下は4月25日の初回放送日にもインスタを更新し、〈今日からドラゴン桜楽しみだ〉〈あの頃より、少し成長できたかな?笑〉とコメントした。
■退所騒動とキンプリ高橋の存在
山下のツイートについてテレビ関係者は、意外な事実を明らかにする。
「『ドラゴン桜』続編は、本来なら昨年7月期に放送されるはずでした。実は当時は、山下のサプライズ出演が内定していたのです。実際、昨年春の段階では、脚本に15年後の矢島勇介(山Pの役名)の人物設定が存在していたそうです。ところがオンエア延期が決まった直後に例の“未成年女性との飲酒騒動”が発覚しました。これでにわかに現場が混乱し、さらに追い打ちをかけたのが山下のジャニーズ事務所の退所でした。これらのアクシデントが重なり、山下の『ドラゴン桜』続編の出演が一旦白紙に戻されてしまったのです」
山下にとってもう一つの大きなハードルはジャニーズ事務所が俳優として猛プッシュする「King & Prince」の高橋海人(22)が出演していることだ。ジャニーズ事務所が積極的に売り出すアイドルが出演するドラマに、事務所とひと悶着あったタレントが出演することはにわかに考えられない。
「山下の出演が厳しそうなもう一つの理由はこのドラマの演出家の顔ぶれです。複数の演出家が交代で担当しており、木村拓哉の『GOOD LUCK!!』『MR.BRAIN』を担当した演出家も含まれています。他にも『花のち晴れ〜花男 Next Season』でキンプリの平野紫耀の知名度アップに貢献した演出家も名を連ねています。彼らが山下の出演に二の足を踏んだら、ドラマが矢島勇介の15年後に触れないということは十分に考えられます」(テレビ関係者)
関係者の証言を聞く限り、山下の出演には疑問符が付く。ただ、15年前に独学で弁護士を目指すことになった「矢島勇介の今」を確認したいと思うのは決して筆者も例外ではない。
(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fea207de636d1d0c5eee009c73218f5397f1423