ポスティングシステムによるメジャー移籍を目指す巨人・菅野智之投手(31)が元日に渡米したことが1日、分かった。代理人のジョエル・ウルフ氏と現地で合流してミーティングなどを行うとみられる。米球団との交渉期限は米東部時間7日午後5時(日本時間8日午前7時)。交渉期間は最終段階に入る。
日本のエースには米メディアも注目している。12月下旬にはニューヨーク・ポスト(電子版)が、メッツ外部役員の「獲得の可能性は、どの球団にも劣らないと思う」との談話を掲載。MLB公式サイトのJ・モロシ記者は菅野に関心を示している球団としてブルージェイズ、パドレス、ジャイアンツ、メッツ、レッドソックスの5球団をツイッターに挙げ、争奪戦を示唆していた。
菅野は12月8日のポスティング申請後の囲み取材で「まだ向こうに行くと決まったわけじゃない。来年(コロナ禍で)不透明なシーズンを送ることになっても、僕にいろんな人が携わってくれると思いますし、そういう人たちの思いも自分の中で少なからずあります。僕一人の力でここまで来られたわけじゃない。そういうのも加味しながら、周りの人が背中を押してくれるような環境でやりたいと思っています」と話していた。
米国は日本以上に深刻なコロナ禍で、2021年のメジャーリーグは不透明な部分が多い。そのため周囲への感謝を胸に、残留も選択肢に入れて慎重に検討するとしていた。移籍市場の動きは例年以上に遅いと言われている。「後悔のない選択をしたいです」と話していたように、今回の渡米でさまざまな話を聞いて熟考し、移籍か残留かを決断するとみられる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e82b0da305d20dce32616dc67ad2ab6c072b7f7b
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