武藤は、長年に渡る両膝の負傷を克服するため、2018年3月に都内の病院で両膝の人工関節設置手術を行った。1年3か月の長期欠場を経て19年6月26日に後楽園ホールでの長州力の2度目の引退試合で復帰した。ノアマットには今年から本格参戦し、潮崎への挑戦に辿り着いたが、11月22日の横浜武道館大会で谷口周平を破ったバックステージで「日々、昨日の武藤敬司には負けないように努力しているんだ。これが3年前の武藤敬司だと負けちゃうんだ。だけど昨日の武藤敬司なら、たまに勝てたりもしたりする」と発言した。この「3年前に勝てない」の真意はどこにあるのか。
「あの言葉は、本音だよ。(勝てないのは)特に肉体的なこと。合理的なことだよ。ただ、合理的じゃない部分もプロレスってあったりもするんだよきっと。プラス、俺の環境も違うわけであって。今は、全日本、レッスルワンの代表をしているわけでもないし、そういう肩の荷がない状態でもあるし、一概に1年前と5年前とか背景が違うからね俺自身が。誰も気を使わないで押し殺す必要もないから気が楽だよ」
ここまで言葉を紡いだ時、ハタと何かに気がついたようにまったく逆の思いを吐き出した。
「いや、たださ…よ〜く考えたら、さっき言った3年前とか5年前と比較したら今の方が肉体的にもいいよ。だって膝は、手術をする前がピークに悪かったからね。それは(2013年7月の)全日本を辞める時からずっと悪いのが続いていたからね。その時は練習も満足にできてなかったからね。有酸素の練習なんか特にできなかったよ。今は、それもできているし、あのころより体調はいいからね。だから、よく考えると、3年前の武藤敬司にもしかしたら今は負けてないんだよ」
3年前の自身に負けているの発言は、ある瞬間は本心と表現しながら、次には「負けてない」と吐き出す。気持ちの豹変は、包み隠すことのない今の葛藤の表れだろう。手術した両膝の状況は、どうなのか。
「正直言って、親からいただいた膝とは到底遠いよ。それは仕方ないよな。ただ、手術する前よりは、全然いい。だから、そこは嬉しいというか喜びですよ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fee2dcb3fd952190b263ecde49019d6de21a211
12/24(木) 8:00配信
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武藤敬司 入場曲 HOLD OUT
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