女優の片瀬那奈(39)が、2011年4月からMCを務めてきた日本テレビ系情報番組「シューイチ」(日曜朝7時半)を来春卒業すると発表した。表向きは10年の節目を機にした勇退だが、「“あの妹分”のトバッチリを受けたのでは」(芸能プロ関係者)なんてうがった見方も出ている。
「片瀬は番組開始当初から、中山秀征と『シューイチ』MCを担当し、女優業以外で最も“柱”となる仕事のひとつです。12月13日の放送で片瀬自身が『今後10年を考えた時、新しい一歩を踏み出すのは今のタイミング』などと話し、来年3月をもって卒業することを明かしたのです」(スポーツ紙芸能担当デスク)
片瀬は大手メーカーの水着キャンギャルを経て01年、パナソニックの美容家電CM「きれいなおねえさん」の3代目キャラに抜擢されてブレーク。その後、女優として数々のドラマで重要な役をこなしている。
だが昨年11月、仲の良い沢尻エリカ(34)が麻薬取締法違反容疑で逮捕(同罪で懲役1年6月執行猶予3年の判決)された件で、思わぬ“巻き添え”を受けた。
「片瀬は妹のように可愛がっていた沢尻が逮捕された後、シューイチで『これだけ近くにいて何も知らなかったのが悲しい。裏切られた気持ち』などとコメント。ところが、その前後、一部で片瀬と沢尻がクラブでハイテンションで踊る動画が流出し、片瀬にも批判の声や、根も葉もない噂を寄せられる事態になってしまった。今回の卒業決定の背景には、それも影響しているのではないかと勘繰る向きもあります」(前出の芸能プロ関係者)
実際に片瀬は、卒業を発表した12月13日の放送で「少し前にとてもつらいこと、つらいなと思う時期があった」とも話している。
「ニュースも扱う情報番組MCとして、薬物事件を起こした人物の“姉貴分”だったことは、片瀬自身を相当悩ませ、苦しめたと推察されます。とはいえ、逮捕直後に降板となると、さすがに露骨すぎる。局と片瀬サイドが話し合い、来春に“卒業”という形で去るという落としどころになったのではないでしょうか」(芸能ライターの吉崎まもる氏)
かつて“妹分”だった沢尻は今年1月31日の初公判で、女優復帰を「考えていない」と話した。一方、片瀬は今年だけでもTBS系「恋はつづくよどこまでも」、テレビ朝日系「24 JAPAN」など多くの連ドラに出演しており、女優業は順調だ。
「沢尻はコロナ禍の影響もあって、出番がないままズルズルいく可能性がある一方、将来、女優復帰の声がかかることも考えられる。片瀬はIT企業社長との交際が伝えられますが……片瀬と沢尻がかつてのように仲良く遊べる時が来るのかどうか」(前出の吉崎まもる氏)
情報番組MCという“縛り”がなくなった片瀬が来春以降、どのような活躍をするのか、注目だ。
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