0001征夷大将軍 ★
2020/12/15(火) 06:34:40.31ID:CAP_USER9https://thedigestweb.com/topics_detail13/id=30848
12月10日。 毎年、この日は箱根駅伝の記者発表会が行なわれる。今年はオンラインでの開催となったのが残念だったが(例年、発表会の後にティーパーティが行なわれ、貴重な情報収集の場になる)、16人の登録メンバーの発表と同時に、各大学の主務から10000mの上位10人の平均タイムが公表される。
10000m、上位10人。 このデータは箱根駅伝に向けて、各大学の実力を計る一つの目安となる。今回の箱根駅伝に参加する合計21チームの平均タイムを上位から順に並べていこう。
●28分台
駒澤大 28分26秒81
明治大 28分31秒78
早稲田大 28分32秒27
中央大 28分38秒65
青山学院大28分47秒19
順天堂大 28分51秒09
日体大 28分51秒61
國學院大 28分56秒65
東洋大 28分58秒10
学生連合 28分59秒23
●29分台
帝京大 29分01秒52
拓殖大 29分05秒07
東京国際大29分05秒37
創価大 29分05秒37
東海大 29分05秒50
城西大 29分09秒06
神奈川大 29分05秒72
山梨学院大29分09秒10
国士舘大 29分16秒84
法政大 29分20秒91
専修大 29分42秒78
今回の箱根駅伝は、全日本大学駅伝の上位5校、駒大、東海大、明大、青学大、早大が優勝を狙う位置につけていると見られ、有力校に東洋大が絡み、さらには予選会の上位校である順天堂大と中大が割って入れるか、という構図になっている。このランキングを見ても、駒大、明大、早大に勢いがあるのが分かる。 駒大はエースの田澤廉(2年・青森山田)が12月4日に行なわれた日本選手権で27分46秒09の駒大新記録で8位に入賞し、逸材であることを改めて見せつけた。
また、11月下旬からの1年生の記録向上には目を瞠った。11月23日に行なわれた関東学連主催の10000m記録挑戦会では、鈴木芽吹(佐久長聖)が28分23秒87、花尾恭輔(鎮西学院)が28分30秒48をマークし、12月5日に開催された日体大競技会では、白鳥哲汰(埼玉栄)が28分14秒86と1年生の中でのベストタイムをたたき出し、青柿響(聖望学園)も28分20秒42をマークして、駒大のエントリー16人の中でのランキングでは田澤がトップ、2位から5位までを1年生が占めることになった。
「今年の駒大は1年生がいい」とは入学前から囁かれていたが、いよいよ本格的な上昇曲線を描き出したようだ。
下級生の突き上げで、上げ潮ムードにある駒大だが、こと箱根駅伝に限っていえば、楽観はできないと大八木弘明監督はいう。
「箱根はハーフマラソンと同じだからね。10000mに対応できたとしても、経験の少ない1年生がどこまで走れるかは未知数の部分もありますから」
レース当日、1年生がどこまでメンバー入りしてくるのか、そしてどんなパフォーマンスを見せるのか注目したい。
●箱根駅伝でも早明戦?
今年のラグビー早明戦は明治が圧勝したが、箱根駅伝でも早稲田と明治にかかる期待は大きい。早大では中谷雄飛(3年・佐久長聖)、太田智樹(3年・浜松日体)が日本選手権で27分台をマークして、箱根駅伝に向けて勢いが増した印象だ。
また、それに先立って11月21日に行なわれた早大競技会では、井川龍人(2年・九州学院)と宍倉健浩(4年・早稲田実業) が28分10秒台をマークして部内のレベルアップが。また、同じ競技会に参加した明大勢も好調で、手嶋杏丞(3年・宮崎日大)と櫛田佳希(2年・学法石川)が28分10秒台で順調な調整ぶりを見せただけでなく、大量の自己ベスト更新者を生み、部内が盛り上がっている。
今回の明大はダークホースと見られているが、それ以上の存在になるかもしれない。もしも優勝すれば、1949年以来の快挙となる。
●不気味な青山学院大と東海大
駒大、早大、明大が華々しい活躍を見せているのに比べ、本命視されている青学大と東海大のタイムは大人しい。いや、物足りないと言えるかもしれない。11月23日の10000m記録挑戦会に参加した青学大だったが、28分30秒台を切ってきた選手はいなかった。ただし、この挑戦会では、他の競技会とは違っていわゆる「厚底シューズ」が認められていなかったこと、それに加えて青学大は直前まで千葉・富津での強化合宿を行なっており、このレースに向けて特別、調整をかけていなかったことがあげられる。
一方、上位10人の平均タイムが29分台に甘んじている東海大はどうか。このタイムはまったく参考にならない。なぜなら、主力級の選手たちは10000mの競技会にほとんど出場していないからだ。むしろ、箱根駅伝に向けて淡々と調整を進めている印象で、ロードの強さをじっくりと蓄えている印象だ。
(以下リンク先で)