今季限りで阪神を退団となった福留孝介の中日復帰が現実味を帯びて来た。
43歳の大ベテランには当然体力的衰えはあるが、高い技術力は健在。修羅場をくぐった経験も大きな戦力になる。
「来ていただけるなら選手です。選手を指導するのはコーチの仕事です。兼任というのは考えていません。期待しているのは、勝負どころでの代打ですよね」
中日の加藤宏幸代表は7日、ナゴヤ球場で球団の動向を認めた。公式の場で福留獲得について言及したのは中日のみで、交渉が順調に進めば、年内にも入団へという流れになりそうだ。
「このユニホームを着てプレーするのは最後。でもユニホームを脱ぐわけではない。元気に動けている。悔いを残して終わりたくない」(福留)
10月29日、ウエスタン・リーグの試合後、今季限りでの阪神退団を明言した。すでに戦力構想から外れたことが判明している状況であり、本人は他球団でのプレーを目指し2軍戦に出続けていた。
「やっぱり寂しさとかもありますけど、次に向かってまた進むという意味で。どこかでそういう時は必ず来るんでしょうけど。周りもそういうことを感じさせずに、楽しく最後まで練習させてもらいました」(福留)
11月6日、球団から来季の戦力外と退団が正式に発表された。同日の2軍練習参加後、時折寂しそうな表情を見せつつも、前向きに語っていたのが印象的だった。
「無理をしているのか、吹っ切れたのか。元気に声を出しチームの先頭でプレーしていた。若手とも積極的に会話を交わす姿が目立った。今年は極端に内容、数字ともに悪かった。しかし身体能力頼みではなく、技術でやって来た選手なので急に使えなくなるわけではない。コロナ禍での調整不足もあったはずで、もう1年様子を見ても良かった。(退団は)内規違反の会食への参加も影響しているのではないか。球団外部からの批判を抑えることも理由の1つだった。この選択が来季以降のチームにどう影響するか心配」(阪神担当記者)
球界最年長43歳の福留はプロ22年目となった今季、NPBでは自己最少となる43試合の出場にとどまり、打率.154、1本塁打、12打点と低迷。9月には新型コロナウイルス感染防止のため球団が定めた内規を超える人数で会食し、制裁金を科されるなど、グラウンド外でも悪い印象を残してしまった。しかし、日米通算2407安打、首位打者2度(02、06)を獲得した打撃技術、また肩に衰えは見えるが、経験に裏打ちされた外野守備はまだまだ戦力になるとも考えられる。
中日以外にもいくつかの球団が獲得に関心を持っていたとされる。今シーズン、終盤まで粘り強い戦いを繰り広げリーグ2位となったロッテは、戦力としてはもちろんだが、首脳陣と若手のパイプ役も任せることのできる人材として興味を示していたようだ。またメジャー経験もあり、明るい性格で英語を話せることから、外国人選手のサポートもできるという声も聞かれた。開幕前、鳥谷敬を獲得したことからもわかるように、ベテラン選手の存在価値を高く評価していたという。
「井口監督と福留は、96年アトランタ五輪で日本代表が銀メダルを獲得した時からお互いを尊敬しあっている。メジャー挑戦の際には、シカゴ・ホワイトソックスでプレー経験のある井口監督に、周辺環境を含めて相談。カブスを選ぶきっかけの1つにもなった。相思相愛でロッテ入りもあるかと思われていたが、シーズン後半に発覚した、チーム内のコロナウイルス感染騒動が良くなかった。球団対応が後手になり、世間の逆風を浴びた。とてもじゃないが同様の問題で処分を受けた福留獲得ができなくなったようだ」(ロッテ担当記者)
全文はソース元で
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bf77c60ea95bb5e88c05e6d86441e2a3326ac17
43歳の大ベテランには当然体力的衰えはあるが、高い技術力は健在。修羅場をくぐった経験も大きな戦力になる。
「来ていただけるなら選手です。選手を指導するのはコーチの仕事です。兼任というのは考えていません。期待しているのは、勝負どころでの代打ですよね」
中日の加藤宏幸代表は7日、ナゴヤ球場で球団の動向を認めた。公式の場で福留獲得について言及したのは中日のみで、交渉が順調に進めば、年内にも入団へという流れになりそうだ。
「このユニホームを着てプレーするのは最後。でもユニホームを脱ぐわけではない。元気に動けている。悔いを残して終わりたくない」(福留)
10月29日、ウエスタン・リーグの試合後、今季限りでの阪神退団を明言した。すでに戦力構想から外れたことが判明している状況であり、本人は他球団でのプレーを目指し2軍戦に出続けていた。
「やっぱり寂しさとかもありますけど、次に向かってまた進むという意味で。どこかでそういう時は必ず来るんでしょうけど。周りもそういうことを感じさせずに、楽しく最後まで練習させてもらいました」(福留)
11月6日、球団から来季の戦力外と退団が正式に発表された。同日の2軍練習参加後、時折寂しそうな表情を見せつつも、前向きに語っていたのが印象的だった。
「無理をしているのか、吹っ切れたのか。元気に声を出しチームの先頭でプレーしていた。若手とも積極的に会話を交わす姿が目立った。今年は極端に内容、数字ともに悪かった。しかし身体能力頼みではなく、技術でやって来た選手なので急に使えなくなるわけではない。コロナ禍での調整不足もあったはずで、もう1年様子を見ても良かった。(退団は)内規違反の会食への参加も影響しているのではないか。球団外部からの批判を抑えることも理由の1つだった。この選択が来季以降のチームにどう影響するか心配」(阪神担当記者)
球界最年長43歳の福留はプロ22年目となった今季、NPBでは自己最少となる43試合の出場にとどまり、打率.154、1本塁打、12打点と低迷。9月には新型コロナウイルス感染防止のため球団が定めた内規を超える人数で会食し、制裁金を科されるなど、グラウンド外でも悪い印象を残してしまった。しかし、日米通算2407安打、首位打者2度(02、06)を獲得した打撃技術、また肩に衰えは見えるが、経験に裏打ちされた外野守備はまだまだ戦力になるとも考えられる。
中日以外にもいくつかの球団が獲得に関心を持っていたとされる。今シーズン、終盤まで粘り強い戦いを繰り広げリーグ2位となったロッテは、戦力としてはもちろんだが、首脳陣と若手のパイプ役も任せることのできる人材として興味を示していたようだ。またメジャー経験もあり、明るい性格で英語を話せることから、外国人選手のサポートもできるという声も聞かれた。開幕前、鳥谷敬を獲得したことからもわかるように、ベテラン選手の存在価値を高く評価していたという。
「井口監督と福留は、96年アトランタ五輪で日本代表が銀メダルを獲得した時からお互いを尊敬しあっている。メジャー挑戦の際には、シカゴ・ホワイトソックスでプレー経験のある井口監督に、周辺環境を含めて相談。カブスを選ぶきっかけの1つにもなった。相思相愛でロッテ入りもあるかと思われていたが、シーズン後半に発覚した、チーム内のコロナウイルス感染騒動が良くなかった。球団対応が後手になり、世間の逆風を浴びた。とてもじゃないが同様の問題で処分を受けた福留獲得ができなくなったようだ」(ロッテ担当記者)
全文はソース元で
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bf77c60ea95bb5e88c05e6d86441e2a3326ac17