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冬の風物詩「週刊文春 ミステリーベスト10」。44回目を迎える今年は、国内では大ベテラン、辻真先氏の『たかが殺人じゃないか』(東京創元社)が接戦を制し、堂々の1位。
一方で20代の阿津川辰海氏が『透明人間は密室に潜む』(光文社)で2位に入るなど、ニューフェイスが大躍進した。
海外では王者の風格すら漂うアンソニー・ホロヴィッツ氏が『その裁きは死』(創元推理文庫)で見事3連覇を飾った。
アンケートに回答したのは全国の日本推理作家協会会員及びミステリー作家、文芸評論家、書店員、翻訳家、各大学ミステリー研究会など。
ランクインした作品の概要、選評は電子書籍『週刊文春ミステリーベスト10 2020』(12月10日発売)にも掲載される。
♦国内ランキング
1位 「たかが殺人じゃないか」辻真先
2位 「透明人間は密室に潜む」阿津川辰海
3位 「楽園とは探偵の不在なり」斜線堂有紀
4位 「法廷遊戯」五十嵐律人
5位 「汚れた手をそこで拭かない」芦沢央
6位 「死神の棋譜」奥泉光
7位 「Another 2001」綾辻行人
8位 「ワトソン力」大山誠一郎
9位 「暴虎の牙」柚月裕子
10位 「蟬かえる」櫻田智也
♦海外ランキング
1位 「その裁きは死」アンソニー・ホロヴィッツ
2位 「ザリガニの鳴くところ」ディーリア・オーエンズ
3位 「あの本は読まれているか」ラーラ・プレスコット
4位 「指差す標識の事例」イーアン・ペアーズ
5位 「網内人」陳浩基
6位 「ネヴァー・ゲーム」ジェフリー・ディーヴァー
7位 「死亡通知書 暗黒者」周浩暉
8位 「ストーンサークルの殺人」M・W・クレイヴン
9位 「発火点」C・J・ボックス
10位 「言語の七番目の機能」ローラン・ビネ