小林麻耶(41才)の言動が世間を騒がせている。レギュラー出演していた『グッとラック!』(TBS系)を突然降板し、所属事務所との契約も終了し、YouTubeでケラケラと笑いながらその背景を説明。番組スタッフに「いじめられていた」という麻耶に対し、テレビ局側は事実を全面否定し、言い分は真っ向対立している。
ともにYouTubeの動画に出演している夫で整体師の國光吟氏(37才)は、「自分は神に選ばれた存在」「宇宙からのエネルギーを……」といった発言をしたこともあるスピリチュアルな人物。TBSの局アナ時代から親しいという知人は、現在の麻耶が心配でたまらないという。
「麻耶ちゃんは、本当にあのままの人。裏表がなくて天真爛漫。感情の波の激しさを隠すこともなく、話の途中で突然泣き出すことも多い子です。だからこそ、自らの降板を、笑いながらご主人とともに語る麻耶ちゃんのチグハグな姿は、空元気をも超えた危うい状況に見えました」
精神科医の片田珠美さんはこう分析する
「麻耶さんはいま、精神分析で“ほれこみ”と呼ぶ状態にあると思われます。ほれこみと洗脳はニアリーイコール。相手への批判力を失い、過大評価する。実力以上に評価して欠点が見えなくなっているといえますね」
ほれこみが強くなるように、ほれこませる側が誘導できるという。
「その状態を強化するために、夫が相談相手や依存先を制限しているとするなら、それはある種の“常套手段”です。たとえば新興宗教では、教団だけを頼りにさせるため『家族と縁を切りなさい』『友達とのかかわりを断ちなさい』と、人間関係をシャットアウトさせるのです。
麻耶さんの夫がそのように指示したかどうかはわかりませんが、番組を降板し、所属事務所と縁が切れ、家族との間に距離が生まれているのであれば、結果的に、頼れるのは夫だけになってしまい、ますますほれこみが強くなってしまいます」(前出・片田さん)
國光氏は、YouTubeでこんな発言をしていたことがある。
《あまりね、人を信じすぎない方がいいかなとは思いますね。本当に、腹の底では何を思っているのかわからなかったりするので。友達だと思っていても不幸を願われたりする場合もあったりするのでね、こういうこと言うのは悲しいですけど、人間関係の整理をするっていうのも必要です》
人間関係の整理。麻耶はそれを進めているかのように見える。また、國光氏の矛先は、『グッとラック!』のMC・立川志らくや番組スタッフにも向けられている。それもすべて、実は麻耶に向けた言葉だと片田さんは言う。
「麻耶さんからすると、自分を守ってくれているように見えるんですね。それで、依存心がさらに強くなる。その結果、麻耶さんは、夫以外に自分を守ってくれる人はいないんだ、というふうに思い込んでしまうのです。共通の敵を作って結束を高めるのは、どんな集団でも使う方法です」
麻耶はその深い淵から戻ってくることができるのか。
「視野狭窄から抜け出すためには、できるだけいろんな人と出会って、話を聞くことが大切です。ただ、それができない状態になっていますよね。経済的に行き詰まれば、ようやく目が覚めるのではないでしょうか。これまで多くの例を見てきましたが、洗脳されている人は、そこまでいかないと気がつかないことが多いです」(前出・片田さん)
※女性セブン2020年12月3日号
https://news.yahoo.co.jp/articles/04103a68299e74c5c9397a6a73e73879dfa5d6f1