「IT/イット」シリーズや「ストレンジャー・シングス 未知の世界」など、近年のホラー系作品のトレンドのひとつとなっているのが“1980年代”。現代から見るとノスタルジックな雰囲気が魅力な80年代は、映画界にとって極めて重要な時代として知られている。後々の作品に絶大な影響を与える人気シリーズや、青春映画の傑作が数多く誕生。そうしたなかでホラー映画も「エクソシスト」ブームやゾンビ映画、ジャーロ映画が全盛を極めた1970年代から格段に進化を遂げ、現在でも語り継がれる傑作が数多く世に放たれることとなった。
そこで本稿では、映画批評を集積・集計するサイト「ロッテン・トマト」で公開された80年代ホラー映画の高評価ランキングを参考に、その中から批評家の評価が高く、日本国内の各動画配信サービスで視聴可能な10作品を一挙に紹介したい。
「ロッテン・トマト」とは、全米をはじめとした批評家のレビューをもとに、映画や海外ドラマ、テレビ番組などの評価を集積したサイト。批評家の作品レビューに込められた賛否を独自の方法で集計し、それを数値化(%)したスコアは、サイト名にもなっている“トマト”で表される。好意的な批評が多い作品は「フレッシュ(新鮮)」なトマトに、逆に否定的な批評が多い作品は「ロッテン(腐った)」トマトとなり、ひと目で作品の評価を確認することができる。中立的な立場で運営されていることから、一般の映画ファンはもちろん業界関係者からも支持を集めており、近年では日本でも多くの映画宣伝に利用されるように。映画館に掲示されたポスターに堂々と輝くトマトのマークを見たことがある方も多いだろう。
それでは、80年代ホラー映画のフレッシュ作品10傑を挙げてみよう。
■97%フレッシュ『エイリアン2』(86)
■95%フレッシュ『死霊のはらわた』(81)
■94%フレッシュ『エルム街の悪夢』(84)
■93%フレッシュ『ZOMBIO/死霊のしたたり』(85)
■92%フレッシュ『ザ・フライ』(86)
■92%フレッシュ『フライトナイト』(85)
■91%フレッシュ『バタリアン』(85)
■91%フレッシュ『オペラ座 血の喝采』(88)
■90%フレッシュ『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』(86)
■89%フレッシュ『デッド・ゾーン』(83)
もっとも高い評価を獲得したのは、SFホラーの金字塔的作品『エイリアン』(79)の続編で、後に『タイタニック』(97)や『アバター』(09)など、世界的ヒットメイカーとなるジェームズ・キャメロン監督がメガホンをとった『エイリアン2』。前作と比較すると、ホラーというよりもSFやアクション映画としてのカラーが強くなった印象を受けるが、それでも恐怖描写は健在。
前作で生き残ったシガニー・ウィーバー演じるリプリーが長期間のハイパースリープから目覚め、植民惑星となった惑星LV426に再び足を踏み入れエイリアンと対峙する。その後も続けられたほかのシリーズ作と比較すれば圧倒的に優れている作品ではあるが、公開の5年後に約17分の追加シーンを加えて再編集が施された『完全版』のほうが『劇場公開版』よりもドラマ性豊かで完成度の高い作品に仕上がっている。
そして「80年代ホラー」の代名詞といえば、やはり「13日の金曜日」シリーズに代表される“スプラッターホラー”だ。後に「スパイダーマン」シリーズを手掛けるサム・ライミ監督が20代前半で製作し、“スプラッターホラー”ブームの火付け役となった『死霊のはらわた』が95%フレッシュの高評価。
あまり批評家からの評価は芳しくないと思われるジャンルでありながらも、この映画はやはり別格なのだろう。またシリーズ化され、数年前にリブートされた『エルム街の悪夢』もこのジャンルの代表的な作品のひとつ。2作目以降は低評価ばかりだが、1作目は意外にも94%フレッシュの高評価となっている。
全文はソース元で
https://news.yahoo.co.jp/articles/1aac030d598a046ece1032f15113082ec0fc42e2
そこで本稿では、映画批評を集積・集計するサイト「ロッテン・トマト」で公開された80年代ホラー映画の高評価ランキングを参考に、その中から批評家の評価が高く、日本国内の各動画配信サービスで視聴可能な10作品を一挙に紹介したい。
「ロッテン・トマト」とは、全米をはじめとした批評家のレビューをもとに、映画や海外ドラマ、テレビ番組などの評価を集積したサイト。批評家の作品レビューに込められた賛否を独自の方法で集計し、それを数値化(%)したスコアは、サイト名にもなっている“トマト”で表される。好意的な批評が多い作品は「フレッシュ(新鮮)」なトマトに、逆に否定的な批評が多い作品は「ロッテン(腐った)」トマトとなり、ひと目で作品の評価を確認することができる。中立的な立場で運営されていることから、一般の映画ファンはもちろん業界関係者からも支持を集めており、近年では日本でも多くの映画宣伝に利用されるように。映画館に掲示されたポスターに堂々と輝くトマトのマークを見たことがある方も多いだろう。
それでは、80年代ホラー映画のフレッシュ作品10傑を挙げてみよう。
■97%フレッシュ『エイリアン2』(86)
■95%フレッシュ『死霊のはらわた』(81)
■94%フレッシュ『エルム街の悪夢』(84)
■93%フレッシュ『ZOMBIO/死霊のしたたり』(85)
■92%フレッシュ『ザ・フライ』(86)
■92%フレッシュ『フライトナイト』(85)
■91%フレッシュ『バタリアン』(85)
■91%フレッシュ『オペラ座 血の喝采』(88)
■90%フレッシュ『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』(86)
■89%フレッシュ『デッド・ゾーン』(83)
もっとも高い評価を獲得したのは、SFホラーの金字塔的作品『エイリアン』(79)の続編で、後に『タイタニック』(97)や『アバター』(09)など、世界的ヒットメイカーとなるジェームズ・キャメロン監督がメガホンをとった『エイリアン2』。前作と比較すると、ホラーというよりもSFやアクション映画としてのカラーが強くなった印象を受けるが、それでも恐怖描写は健在。
前作で生き残ったシガニー・ウィーバー演じるリプリーが長期間のハイパースリープから目覚め、植民惑星となった惑星LV426に再び足を踏み入れエイリアンと対峙する。その後も続けられたほかのシリーズ作と比較すれば圧倒的に優れている作品ではあるが、公開の5年後に約17分の追加シーンを加えて再編集が施された『完全版』のほうが『劇場公開版』よりもドラマ性豊かで完成度の高い作品に仕上がっている。
そして「80年代ホラー」の代名詞といえば、やはり「13日の金曜日」シリーズに代表される“スプラッターホラー”だ。後に「スパイダーマン」シリーズを手掛けるサム・ライミ監督が20代前半で製作し、“スプラッターホラー”ブームの火付け役となった『死霊のはらわた』が95%フレッシュの高評価。
あまり批評家からの評価は芳しくないと思われるジャンルでありながらも、この映画はやはり別格なのだろう。またシリーズ化され、数年前にリブートされた『エルム街の悪夢』もこのジャンルの代表的な作品のひとつ。2作目以降は低評価ばかりだが、1作目は意外にも94%フレッシュの高評価となっている。
全文はソース元で
https://news.yahoo.co.jp/articles/1aac030d598a046ece1032f15113082ec0fc42e2