2020年10月05日 16時29分
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3日の米NBCの人気コメディー番組「サタデー・ナイト・ライブ」(SNL)で、トランプ大統領(74)のものまねをした米俳優アレック・ボールドウィン(62)や同局に保守層から批判が殺到している。
前日に新型コロナウイルスの感染が判明したタイミングだっただけに、重症化が心配される高齢で肥満体形のトランプ氏を、パロディーとはいえちゃかしたのは不謹慎というわけだ。
同番組では以前からアレックが演じるトランプ氏のものまねコントが人気で、今回は先日の民主党・バイデン候補とのテレビ討論のパロディーだった。
米芸能ニュース「エンターテインメント・トゥナイト」によると、バイデン氏を演じたのは米俳優ジム・キャリーで、SNLは来月の大統領選まで2人のコンビでトランプ氏とバイデン氏の一騎打ちをパロディー化する予定だという。
批判が集まったアレックは4日、問題のコントを擁護する約15分の映像をインスタグラムで公開。その中で「ホワイトハウスの人たちは大統領の病状が深刻ではないと発表していて、私たちはその情報を信じるしかない」とし、「もし彼らが重篤な状態だと発表していたら、やっていなかった」と釈明した。
さらに「例のテレビ討論はタイムリーな題材だと思う。病室のトランプ氏を演じたわけでない。見た人は誰も病気をネタにしたなんて思わない」と続けた。
トランプ氏が大統領に就任して以来、SNLで大統領コントを演じてきた。反トランプとしても有名なだけに、トランプ支持者からは「病人さえも笑いものにするとは許せない」などと批判が寄せられていた。
アレックは「レッド・オクトーバーを追え!」(1990年)のジャック・ライアン役で知られ、「ミッション・インポッシブル」シリーズにも出演。NBCのコメディー番組「30 ROCK/サーティー・ロック」ではエミー賞やゴールデングローブ賞を受賞。米女優キム・ベーシンガーは元妻。歌手ジャスティン・ビーバーの妻でモデルのヘイリーはめいにあたる。