カプコンは9月27日、WEB生放送特別番組「CAPCOM TGS LIVE 2020」を配信。この中で『バイオハザード ヴィレッジ』を紹介した。番組には本作のプロデューサーを務める神田剛氏とピーター・ファビアノ氏が出演し、さらに芸人の狩野英孝氏をスペシャルゲストに迎えて、世界初となる実機プレイの“様子”が披露された。
本作は、シリーズの前作『バイオハザード7 レジデント イービル』から数年後を舞台にするサバイバルホラーゲームだ。主人公は引き続きイーサン・ウィンターズ。彼は家族とのありふれた日常を取り戻していたが、そこに前作でイーサンを助けたクリス・レッドフィールドが現れ、平穏が奪われてしまう。
*『バイオハザード ヴィレッジ』の紹介は1時間17分あたりから。
放送では、本作のゲーム概要や関連情報を伝えたのち、狩野英孝氏による実機プレイが披露。ただし、視聴者に公開できるのは「ゲームの音声と、狩野氏によるリアクションのみ」との条件が両プロデューサーから付けられ、肝心のゲームプレイ画面が映し出されることはなかった。神田プロデューサーからは、今回の放送に実機プレイを用意するためにかなり頑張ったとコメントがあったため、ゲーム画面についてはまだ公開できる段階ではなかったのかもしれない。
今回の放送についてはCapcom USAからも告知されていたため、世界中のファンが注目する中での実機プレイに。しかし、上述したとおりゲーム画面が公開されない状況に、特に海外のファンは困惑する結果となった。Twitchでの公式配信や、海外メディアGamespotによるミラー配信には、「何が起こっているんだ」「ゲーム画面を見せてくれ」「視聴者をバカにしているのか?」といったコメントが殺到(国内向け放送はコメント不可だった)。特に通訳もおこなわれなかったことから、情報を拾うこともできずフラストレーションばかりが溜まることとなったようだ。
一方で、日本人の視聴者は言葉はもちろん、狩野氏のキャラクターを理解している人が多いためか、SNS上では同氏の素直なリアクションを楽しんだ人が少なからずいた模様。狩野氏は、自身のYouTubeチャンネルにて『バイオハザード7』を含むシリーズ作を実況プレイしていることもあって、ゲーム内容についてもいくつか情報を引き出していた。
狩野氏は、「村は情緒があります」「真冬なのに敵が裸」「デカいのきた!」など、なんとか状況を伝えようと奮闘
今回の実機プレイでは、本作における“もうひとつの主人公”とされている雪深い村での最序盤をプレイした模様。敵となるクリーチャーは素早い動きと凶暴性を持ち、また武器を使い群れで襲ってくるなか、村からの脱出を目指す内容だったという。放送では、クリーチャーのおぞましい声がひっきりなしに聞こえ、銃で応戦している様子がうかがえる。後半では、村は火に包まれるようだ。
プレイする中で狩野氏は、敵を倒すとアイテムを入手できることを発見。神田プロデューサーによると、本作ではそうした素材から銃弾などをクラフトできるとのこと。また、屋内では棚を倒すなどして迫り来る敵を足止めしたり、窓を割って移動したりと、周囲の環境を活かしたゲームプレイが求められるようだ。狩野氏は「ホームアローン的な感じ」と表現している。そのほか、息を潜めて周囲の様子をうかがう中では、この村にはイーサン以外にも正常な人間がいるようだとの狩野氏のコメントもあった。
本作では、ホラー要素に注力した前作と比べてアクション性が増していると発表されており、狩野氏による実況プレイはその一端がうかがえるものとなった。神田氏は、本作のコンセプトは「死に物狂いのサバイバルホラー」であるとし、焦る状況であってもしっかり探索することで素材アイテムを発見できるなど、プレイの幅を広げているとしている。また、残念ながら今回はゲームプレイ画面は披露されなかったが、準備が整い次第ちゃんとしたゲームプレイを届けたいともコメント。それまで、もうしばらく待ってほしいとした。
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