テニスの四大大会の1つ、全米オープンの女子シングルス決勝で大坂なおみ選手が
ベラルーシの選手にセットカウント2対1のフルセットで逆転勝ちし、優勝したおととしの大会以来、2年ぶり2回目の優勝を果たしました。
(中略)
【根室の祖父「違った喜び」】
大坂なおみ選手の祖父で、根室市の大坂鉄夫さん(75)は根室市内の自宅前で報道陣の取材に応じました。
鉄夫さんは、大坂選手の試合を自宅でテレビ観戦していたということで、「妻は優勝が決まって万歳してうれし泣きしていた。
通算3回目の優勝となると、1回目と2回目とは違った喜びで、このあともずっと勝ち続けていくんじゃないかという心配なような、嬉しいような複雑な気持ちです」と笑顔で語りました。
また、「試合中はテレビ越しに頭をなでてやりたいくらいの気持ちでした」と振り返り、「電話で話せたら素直に『偉いな』と声をかけてあげたいです」と話していました。
また、大坂なおみ選手が着けていた人種差別に抗議するためのマスクについては、「彼女は彼女なりに、差別のことを考えてのことだと思うので、勇気があるなと誇らしく思います」と話していました。
【市役所で優勝祝う垂れ幕】
テニスの四大大会の1つ、全米オープンで大坂なおみ選手が2回目の優勝を果たしたことを受け、大坂選手の祖父が住む根室市の市役所に優勝を祝う垂れ幕が掲げられました。
垂れ幕は長さ11メートルで、「祝優勝」の文字と、大坂選手のシルエットがあしらわれています。
13日朝、ニュースで優勝を知ったという根室市の40代の男性は「すごいの一言です。暗い話題も多いですが、そういうことに負けずにこれからも活躍してほしいです」と話していました。
また、別の根室市の70代の男性は「前回に比べて精神的にも落ち着いたなと感じています。まだまだ若いし、この勢いで頑張ってほしいです」と話していました。
根室市の石垣雅敏市長は、「コロナ禍の中、どんなに苦しい場面でも強い気持ちで試合に臨む姿に、勇気と希望を与えていただいた。今後益々のご活躍を心からお祈りいたします」とコメントしました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200913/7000024746.html
大坂なおみ選手の優勝後、笑顔で取材に答える大坂鉄夫さん=13日午前7時30分、根室市
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1a9fa810329c41778f0213365d7b3eab32fbe5f/images/000
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