<YBCルヴァン杯:神戸0−6川崎F>◇準々決勝◇2日◇ノエスタ
昨季の天皇杯王者ヴィッセル神戸が、大会2連覇を狙う川崎フロンターレに惨敗を喫した。8月26日のJ1リーグ戦は互いに譲らない、2−2の白熱の引き分け。わずか1週間で同じ対戦カードとは思えない、神戸の姿だった。
試合後の会見で、フィンク監督は肩を落とすしかなかった。
「こういった大差負けでカップ戦が終わったのは、非常に残念。前半の序盤でパスミスなどが多すぎて、相手をゴールに招待している状態だった。うまく乗り越えて、先にあるもの(J1リーグ戦やACL)に集中しないといけない。
0−6で1度負けた方が、0−1で6度負けるよりは次に向けていい」
前半から自陣で球を喪失したり、パスカットもされた。対人プレーで競り勝つ部分も少なく、0−3で折り返した。だが、後半1分にはGK飯倉のミスから失点してしまい、事実上勝敗は決まった。
自身も決定的な場面で球を失う場面があったMF山口は、声を振り絞った。
「川崎Fは全員が球にかかわり連動していた。うちはサポートがなく、孤立する場面が多かった。基本的に0−3だったので、後半は前から点を取りにいく中で、ミスからの失点は想定外だったし、うまくリズムに乗れなかった。
自分たちを見つめ直すことがたくさんある」
FW藤本も「うちがやりたいことを全部やられた感じ。前からのプレスもはまななかったし、相手ははまってショートカウンターでやられた。
(1週間前の)J1リーグ戦は、自分たちが優位に立って試合を運べて、いい部分をたくさん出た試合だったのに」と悔しがった。
今回はタイトルに直結するトーナメント初戦だっただけに、右足首を痛めて欠場が続いていたMFイニエスタを公式戦4試合ぶりに復帰させた。だが4点を追う後半途中からの出場では効果はなかった。
後半ロスタイム、イニエスタがFW古橋に縦パスを通したが、そこから連動ができなかった。指揮官によると、イニエスタが先発しなかったのは、フィットネスに不安があったからという。
これでホームでは公式戦6試合勝ちがない。J1リーグ戦とこの試合で、最近9試合で23失点という守備の崩壊が目立つ。
「ハーフタイムでは、1点ずつ取っていこうと思っていた中で、後半の頭で0−4になると、できることはなかった。
過密日程なので選手を休ませるか、誰かを入れ替えるか、ということを考えていた」とフィンク監督。不毛な時間を耐えしのぐしかなかった。
J1リーグ戦の次々節9月9日には三たび、川崎Fと対戦する。3週連続の水曜日対決は、神戸のプライドを懸けたリベンジ戦になる。【横田和幸】
9/2(水) 22:30配信 日刊スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6d1e8adaeae99bec1398a76a4f9cab1cc5e355f
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昨季の天皇杯王者ヴィッセル神戸が、大会2連覇を狙う川崎フロンターレに惨敗を喫した。8月26日のJ1リーグ戦は互いに譲らない、2−2の白熱の引き分け。わずか1週間で同じ対戦カードとは思えない、神戸の姿だった。
試合後の会見で、フィンク監督は肩を落とすしかなかった。
「こういった大差負けでカップ戦が終わったのは、非常に残念。前半の序盤でパスミスなどが多すぎて、相手をゴールに招待している状態だった。うまく乗り越えて、先にあるもの(J1リーグ戦やACL)に集中しないといけない。
0−6で1度負けた方が、0−1で6度負けるよりは次に向けていい」
前半から自陣で球を喪失したり、パスカットもされた。対人プレーで競り勝つ部分も少なく、0−3で折り返した。だが、後半1分にはGK飯倉のミスから失点してしまい、事実上勝敗は決まった。
自身も決定的な場面で球を失う場面があったMF山口は、声を振り絞った。
「川崎Fは全員が球にかかわり連動していた。うちはサポートがなく、孤立する場面が多かった。基本的に0−3だったので、後半は前から点を取りにいく中で、ミスからの失点は想定外だったし、うまくリズムに乗れなかった。
自分たちを見つめ直すことがたくさんある」
FW藤本も「うちがやりたいことを全部やられた感じ。前からのプレスもはまななかったし、相手ははまってショートカウンターでやられた。
(1週間前の)J1リーグ戦は、自分たちが優位に立って試合を運べて、いい部分をたくさん出た試合だったのに」と悔しがった。
今回はタイトルに直結するトーナメント初戦だっただけに、右足首を痛めて欠場が続いていたMFイニエスタを公式戦4試合ぶりに復帰させた。だが4点を追う後半途中からの出場では効果はなかった。
後半ロスタイム、イニエスタがFW古橋に縦パスを通したが、そこから連動ができなかった。指揮官によると、イニエスタが先発しなかったのは、フィットネスに不安があったからという。
これでホームでは公式戦6試合勝ちがない。J1リーグ戦とこの試合で、最近9試合で23失点という守備の崩壊が目立つ。
「ハーフタイムでは、1点ずつ取っていこうと思っていた中で、後半の頭で0−4になると、できることはなかった。
過密日程なので選手を休ませるか、誰かを入れ替えるか、ということを考えていた」とフィンク監督。不毛な時間を耐えしのぐしかなかった。
J1リーグ戦の次々節9月9日には三たび、川崎Fと対戦する。3週連続の水曜日対決は、神戸のプライドを懸けたリベンジ戦になる。【横田和幸】
9/2(水) 22:30配信 日刊スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6d1e8adaeae99bec1398a76a4f9cab1cc5e355f
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