TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。8月18日(火)のお客様は、歌手の石井竜也さんとお笑い芸人・ロバートの秋山竜次さんです。
◆“家族バンド”みたいなものですよ(石井)
秋山:米米CLUBさんって本当にすごいなって。とんでもないキャラのついた見た目もパンチがあるし、ヒットナンバーもめっちゃ残しているし。考えたら(バンドの)KISSレベルじゃないですよね。見た目がすごいじゃないですか。全員で何人なんですか?
石井:約20人ですよ。
秋山:約20人(笑)。定まっていないんですか?
石井:定まっていないんだよな。別にいいんだよ、なんか楽しきゃ(笑)。
秋山:なんかクラブ活動みたいですね(笑)。でも、最高のクラブですよねぇ。
石井:まぁ友達から始まったので。妹とかもいるし。
秋山:いや、すげーっすね。
石井:だから家族バンドみたいなものですよね。だって、ジェームス小野田とベースのBONは、小学校から同じですからね。
秋山:そうなんですか!
石井:そうなんですよ。だからもう近所なんですよ。
秋山:じゃあ何かそういう増え方をしていったってことですか?
石井:そうそう。なんか、社会から追い出されたような奴らが、行くところがなくなっちゃって“しょうがないな”って。
秋山:“米米、入れてくれよ”みたいな(笑)。
石井:「俺、これできるわ」「ベース、俺できるよ」とか言われて。やらせてみたら、3コードぐらいしか弾けなかったりして(笑)。
秋山:いや、そんなレベルだったんですか(笑)!? それで入れちゃうの?
石井:最初はそうだったよ。
秋山:いやすごいですね。
石井:あとは、やっぱりわんさかいる感じ。
秋山:当時は、めちゃめちゃ新しかったですもんね。CMでも、とんでもない人数がいましたもんね。
石井:どんだけわいてくるんだよ、みたいな(笑)。
秋山:現在はアイドルに始まり、グループにいっぱいいるのは珍しくないですけど、当時はあんなに大人数でやるグループはいなかったですもんね。
石井:いなかったですよ。だから、レコード会社も中途半端なレコード会社だと維持できないじゃないですか。約20人もいますから。
秋山:そうか(笑)。人数が多すぎて維持できないと。
石井:維持できないから、その当時1番大きかったのがCBS・ソニーレコードってところなんですけど、そのレコード会社の方が、「俺、お前らがやっていることは、よくわかんねーけど、金は出すからやってくれ!」って言われて(笑)。それを聞いて、“あ、この人は正直だな!”と思って。だって、俺たちもやっていることわかんなかったから(笑)。そこをちゃんと「やってることわかんねー!」って正直に言ってくれて。
秋山:いやでも、あの人数の飯を食わすというか、みんな生活があるわけですから、それはやっぱり受け口が大きくないと無理ですよね。
石井:無理ですね。だから最初の頃は、それぞれ仕事もやっていたし。
秋山:あぁそうですか。
石井:デビューも26歳ぐらいなんですよ、僕ら。
秋山:へぇー! 結構シングルを出されたときもですか?
石井:BIG HORNS BEEっていうホーンセクションがいるんですけど、そいつらはもう、自分たちでいろんなバンドとやっていましたね。
秋山:へぇー、そうなんですか! 個々にやっていたんですね、それぞれが。
石井:まぁ、本当の友達からのメンバーは、ほかに何もできないような……だって建築とかやっていたんですよ。
秋山:“何もできない”とか言うのやめてくださいよ(笑)。でもすごいですね、“困ったら米米行け!”みたいな。
石井:そうそう。「今日は牛肉が食えるぞ!」「縦だか横だかわかんねぇような牛肉だぜ!」なんつって。
秋山:“優しい団体”なんですね、米米CLUBって(笑)。すごいなぁ、僕ら3人組ですけど、3人組でもめている場合じゃないなと思いました。
8/27(木) 20:14配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/64bfc20c084431c83faedcbbe68a84ca672c2ebf