評価がうなぎ上りだ。米スポーツ専門局ESPN(電子版)は10日、2週間を消化した大リーグの週間チームランキングを更新し、各球団で最大の驚きを紹介。マリナーズからは菊池雄星投手(29)が挙げられた。
「突然、ユウセイ・キクチは大リーグの先発左腕で屈指の豪腕となっている」と紹介。昨季との成績や内容を比較し、「直球の平均球速は昨季の92・5マイル(約148・8キロ)が、今季は95・1マイル(約153キロ)にアップ。防御率5・28は素晴らしいとは言えないが、他の要素も良くなっている。被弾がなく、空振り率も高い。(9イニング相当の)奪三振率も昨季の6・5から今季は9・4に上がっている」とした。
奪三振率9・4は、規定投球回数クリア組ではアメリカン・リーグ13位に相当。3試合以上に先発している日本投手では、ダルビッシュ有(カブス)と前田健太(ツインズ)の同8・47を上回るトップの数字だ。
前回登板の7日のロッキーズ戦は不運が重なり、6回途中4失点。今季初黒星を喫したが、大リーグ公式サイトによると、マリナーズのサービス監督は「今夜も球は本当に良かった。もっといい結果が欲しいだろうし、数字自体はパッとしなかったが、本当によく投げた」とねぎらった。次回登板は期待できそうだ。
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